品質

ジョブの印刷品質や特色版の設定をします。

項目説明参照
品質設定印刷品質を詳細に設定します。
用紙の種類用紙の種類を設定します。
印刷品質

印刷の品質を選択します。これにより解像度が決まります。

機種によっては、解像度が表示されます。

初期値:標準またはプロダクション

アーティスティック
高品質
標準またはプロダクション
高速
ドラフト
解像度選択した用紙の種類印刷品質により決まります。
モード

機体のインクタイプおよび選択した用紙の種類印刷品質により、選択できる項目は異なります。CMYKインクおよび特色インクでの代表的な項目を列挙します。

6pや8pなどのpはパスを意味します。パス数が大きいと同じ絵に対してプリントヘッドが通過する回数が多くなります。より細かく描画していくため画質が良くなりますが、印刷時間は長くなります。

(v)はバリアブルドット(異なる大きさのドットの組み合わせ)で印刷します。

HDはWhite(v)と比べてWhインクの濃度が高くなるモードです。

CMYK(v)CMYKインクを使用して印刷します。
White->CMYK(v)Whインクで印刷した後CMYKインクで印刷します。透明なメディアなどメディアの色に影響を受けずに印刷できます。
CMYK->White(v)CMYKインクで印刷した後Whインクで印刷します。透明なメディアに印刷し、印刷面の反対側から見せる場合などで使用します。
White(v)Whインクだけを使用して印刷します。
White(v) HDWhiteに対してWhインクの濃度を高くして印刷します。
CMYK->MatteVarnish(v)

CMYKインクとグロスインクの印刷を同時に行います。

インクはCMYK>グロスの順に重なります。

グロスインクはマット仕上げになります。

GlossVarnish(v)

グロスインクで光沢仕上げの印刷をします。

WhインクやCMYKインクによる印刷が終わった後にグロスインクを塗り重ねます。

グロスインクのみの印刷もできます。

MatteVarnish(v)

グロスインクでマット仕上げの印刷をします。

ホワイトインクやCMYKインクによる印刷が終わった後にグロスインクを塗り重ねます。

グロスインクのみの印刷もできます。

Embossing(v)

グロスインクを使用してエンボス仕上げ(厚盛り)の印刷をします。

ホワイトインクやCMYKインク による印刷を行った後にグロスインクを厚盛りします。品質設定詳細設定オーバープリントの回数でインクの厚みが決まります。

グロスインクのみの厚盛り印刷もできます。

Primer1(v)

プライマーのみを使用して印刷します。

Primer1とPrimer2では仕上がりの風合いとインクの定着性が異なります。また、Primer1とPrimer2を順番に印刷することもできます。

Primer1とPrimer2を重ねることで、それぞれ単独で印刷したときの風合いや定着性と異なる効果がでることがあります。風合いや定着性はお使いのメディアによって違いがありますので、それぞれの特性に合わせて選択してください。

Primer2(v)
Primer->CMYK(v)

プライマーインクとCMYKインクの印刷を同時に行います。

インクはプライマー>CMYKの順に重なります。

Primer->White(v)

プライマーインクとWhインクの印刷を同時に行います。

インクはプライマー>ホワイトの順に重なります。

CMYK-> Wh -> CMYK透明フィルムに印刷し、印刷面や印刷面と反対方向の両方向から印刷物を見せたい場合などで使用します。複数のジョブを重ねる印刷
Pr -> Wh -> CMYK

はがれやすいメディアのインクの定着を良くし、白インクを下地にして鮮やかに印刷したい場合などで使用します。

Pr -> CMYK -> Wh

はがれやすいメディアのインクの定着を良くし、白インクを下地にして鮮やかに印刷し印刷面の反対方向(透過面)から見せたい場合などで使用します。

Wh -> CMYK -> Gl

白インクを下地にして、メディアの色による影響を受けないようにし、さらにテクスチャー等の表現をしたい場合などで使用します。

詳細設定スクリーンや補間方法などの詳細設定を指定します。VW7_DetailOpenをクリックすると、詳細画面が表示されます。
スクリーンスクリーン(網点)の形成方法を設定します。スクリーンを設定する
ディザ特定のディザパターンを利用したスクリーニングで、高速にRIP処理をします。
誤差拡散画像の細部の仕上がりがよくなります。RIP処理時間がディザに比べて長くなります。
スクリーンの詳細設定印刷するモードに網点の設定が含まれている場合だけ有効になります。
補間方法画像を拡大または縮小するときの、補間方法を設定します。

初期値:ニアレストネイバー

拡大/縮小処理の補間方法を選択する
ニアレストネイバー

高速で処理しますが、精度は一番低くなります。

バイリニア

標準的な画質と処理時間になります。

バイキュービック

階調は滑らかになりますが、処理に時間がかかります。

印刷方向プリントヘッドの印刷方向を設定します。プリントヘッドの印刷方向を設定する
単方向往路のみ(機種によっては復路のみ)で印刷を実行します。総印刷時間は長くなりますが、より高画質な印刷が可能です。
双方向プリントヘッドが移動するときに、往路と復路の両方で印刷を実行します。
メディアごとの推奨値以外に個別設定するオンにするとプリントヘッドの移動速度と印刷を重ねる回数を設定できます。

初期値:オフ

ヘッドスピード印刷時のプリントヘッドの移動速度を設定します。プリントヘッドの印刷速度を設定する
オーバープリント同じ場所に印刷を重ねる回数を設定します。同じ場所に塗り重ねる:オーバープリント
特色版生成

印刷データに使用されていない特色がある場合、VersaWorks上で特色版(ホワイト、グロス、プライマー、メタリックシルバー、ストラクチュアル)を生成できます。

ドロー系ソフトウェアで[RDG_WHITE]、[RDG_GLOSS]、[RDG_PRIMER]、[RDG_MetallicSilver]、[RDG_STRUCTURAL]のすべてが使用されている印刷データでは特色版生成はできません。[RDG_WHITE]、[RDG_GLOSS]、[RDG_PRIMER] 、[RDG_MetallicSilver] 、[RDG_STRUCTURAL]のいずれかが使用されている場合は、使用されていない特色のみ生成できます。

特色版(ホワイト、グロス、プライマーなど)の生成
特色特色版を生成します。品質設定モードにある特色が選択できます。
特色版を生成する

品質設定モードで選択した特色が印刷データにないとチェックボックスがアクティブになります。

生成パターン

特色版を生成する箇所を指定します。

初期値:印字エリア

印字エリアオブジェクトの下に版を生成します。
印字エリア外オブジェクトのない箇所に版を生成します。
画像全体ジョブサイズ全体に版を生成します。
濃度特色版の濃度を指定します。
特色版補正特色版の位置とサイズの補正値を指定します。品質設定モードにある特色が選択できます。特色版の位置とサイズの調整
特色補正する特色版を選択します。
位置補正最初にテスト印刷をクリックし、簡易 (5単位)または詳細 (1単位)を選択したのちOKをクリックします。テスト印刷の結果から、水平垂直の補正値を入力します。
  • 簡易 (5単位)は大まかな補正の場合に選択します。
  • 詳細 (1単位)は細かな補正の場合に選択します。
特色版の位置を補正する
水平
垂直
テスト印刷
サイズ補正

最初にテスト印刷をクリックし、簡易 (5単位)または詳細 (1単位)を選択したのちOKをクリックします。テスト印刷の結果から、サイズ補正の値を入力します。

  • 簡易 (5単位)は大まかな補正の場合に選択します。
  • 詳細 (1単位)は細かな補正の場合に選択します。
特色版のサイズを補正する
テスト印刷
ストラクチュアルインク設定

特色オブジェクトに変更すると、印刷データで指定したストラクチュアルインクを印刷する箇所(膨らまない箇所)がストラクチュアルインクを印刷しない箇所(膨らむ箇所)に変わります。

ストラクチュアルインクを使う印刷
発泡するエリア
特色オブジェクト外
特色オブジェクト
特殊チャンネル構成合成ジョブにWHITEまたはGLOSSの特色を含んだモードを指定していると、当該特色が選択されます。TIFF画像の印刷データを合成する:ジョブの合成
構成名
使用しない
Ex1=RDG_WHITE
Ex1=RDG_GLOSS