ノズル抜けテストについて

テストパターンと確認内容について

印刷の前にノズル抜けテスト(テストパターンの印刷)をしてください。テストパターンのサイズは約90 mm × 51 mm(横長)です。

横長のA5サイズ(210 mm × 148 mm)の紙を用意しておくと、1枚の用紙で最大4箇所にノズル抜けテストができます。

以下のインクの並びでテストパターンを印刷します。プリントヘッドが正常に機能しているか確認できます。
メモ このイラストのプライマー(Pr)、ホワイト(Wh)およびグロス(Gl)は意図的にグレーにしていますが、実際のテストパターンのPrとGlは透明、Whは白で印刷されます。この2つは白い用紙へ印刷すると、下図より見にくくなります。
BD-8_TestPrint_InkPosition

各色の線が鮮明で均等に並んでいることを確認してください。ブロックに欠けがあると、「ドット抜け」、崩れや傾きがあると「ドットよれ」の状態です。ノズルのつまりを解消することで改善が図れます。そのため、いくつかのクリーニングメニューが用意されています。

BD-8_TestPrint_Normal

テスト用紙について

ノズル抜けテストは頻繁に行う作業です。テストパターンを確認して問題があった場合は、クリーニングして再度ノズル抜けテストを行うため、確認のしやすさと用紙の取り付けやすさは重要です。確認のしやすさは用紙の色によって異なります。

用紙を取り外さないでテストパターン確認し、クリーニング後再度ノズル抜けテストをする場合は、印刷原点の再設定が必要です。

用紙の色
用紙の色 特徴
透明

フラットテーブルが黒なので、テストパターンの確認はノズル抜けテスト用紙を取り外して行います。PrとGlは透明ですが、光の透過具合で確認できます。取り外してしまえば、容易に全色の確認ができます。

弱粘着性で再貼り付けしやすいものもあります。

CMYKインクは、フラットテーブルに取り付けてある状態で確認できます。Wh、PrおよびGlは取り外して光の当たる角度を変えると確認できます。

Whは、フラットテーブルに取り付けてある状態で確認できます。Wh以外は取り外して光の当たる角度を変えると確認できます。
フラットテーブルに取り付けてある状態で、比較的容易に全色のテストパターンを確認できます。マット仕上げだとより容易に確認ができます。
固定方法
固定方法 特徴
テープ

マスキングテープなどで用紙の四隅または全周を固定します。用紙が浮かないように、フラットテーブルに密着した状態で、テープを貼り付けます。テープ自体も浮いたり重ねたりして高さに差がでないよう貼り付けてください。

取り外してテストパターンの確認をした場合、再度取り付けるのは最初と同様の手間となります。

両面テープ

薄い両面テープを用紙の全周に貼り付け、フラットテーブルに固定します。用紙がしわになったり浮いたりしないように、端から順に両面テープを貼り付けていきます。

取り外す際にはフラットテーブル側に両面テープが残らないよう注意して取り外してください。再度取り付けるのはテープより簡単です。

弱粘着シート付き用紙 取付け、取外しとも容易にできます。