ヘッドギャップセンサーについて

ヘッドギャップセンサーは印刷対象物の高さを検出する重要なセンサーです。印刷対象物のセットアップ方法を間違えたり、印刷対象物の固定方法に問題があるとヘッドギャップセンサーが損傷する可能性があります。

印刷対象物の高さ検出方法

フラットテーブル(A)が奥から手前へ移動し、ヘッドギャップセンサー(B)が印刷対象物(C)に接触することで、印刷対象物の高さを検出します。
BD-8_HeightDetectionLogic1

ヘッドギャップセンサーが損傷するリスク

印刷対象物の高さを検出したあと、印刷対象物(A)とヘッドギャップセンサー(B)の隙間は0.5 mmに設定されます。BD-8_HeightDetectionLogic2

ただし、以下の操作や状況では印刷対象物がヘッドギャップセンサーと接触し、損傷する可能性がありますので注意してください。
  • 印刷対象物の上端がヘッドギャップセンサーより高い。
    BD-8_HeightDetectionLogic3
    • 印刷対象物の高さ設定の前に印刷範囲を設定しようとして、フラットテーブルを手前から奥に動かす。
    • 取り付けた印刷対象物より高さが低いメディアを選択し、選択ミスに気付かないまま印刷領域の設定や印刷を開始する。
    • 印刷対象物がしっかり固定されていない状態(高さが変わる可能性がある状態)でフラットテーブルを手前から奥へ移動する。
    • 反りがある印刷対象物をテープで固定し高さ設定をしたあと、反りによりテープが一部はがれてしまい、フラットテーブルが移動するときに印刷対象物がヘッドギャップセンサーに当たる。
  • 回転軸ユニットを認識していない。
    • 回転軸ユニットをフラットテーブル上に設置したが、回転軸ユニットのコネクターが本体に接続されていないまたは正しく接続されていない。