Step 3:印刷対象物をセットアップする

印刷対象物を配置し、印刷できる状態にします。
重要

フラットテーブルの高さや印刷原点の設定などは正面カバーを開けて近くで見ながら作業できます。

しかし、これらの設定でOKをクリックするとプリントヘッドキャリッジやフラットテーブルが動き出す場合がありますので、正面カバーが開いているときは可動部に接触しないよう気をつけて作業してください。

手順
  1. Utilityのホーム画面でBN2_Icon_Setup セットアップをクリックする。
  2. 印刷対象物を登録/選択する。
    メモ Utilityでは印刷対象物を登録/管理する画面で「メディア」と表記します。
    • 初めて印刷する印刷対象物の場合
      1. AddNewIcon をクリックする。
        BN2_MediaSetup
      2. 新しい印刷対象物の名称を入力し、OKをクリックする。

        これまでに登録したメディア名は使用することができません。新しいメディア名を入力してください。

        BN2_MediaSetup2
      メモ
      • 使用頻度の高い印刷対象物はお気に入り登録しておくことをおすすめします。

        1. 登録した印刷対象物名の横のBD-8_Utility_Icon_FavoriteOFFをクリックしてBD-8_Utility_Icon_FavoriteONにする。
        2. 検索ボックス横のBD-8_Utility_Icon_Favorite2OFFをクリックする。
          アイコンがBD-8_Utility_Icon_Favorite2ONに変わり、お気に入り登録したメディア一覧が表示されます。
          BD-8_Utility_SelectMedia-FavoriteMediaON
      • すべての登録済印刷対象物を表示することができます。

        回転軸ユニットが取り付けられていないと通常の印刷対象物が表示され、回転軸ユニットが取り付けられていると、回転軸ユニット用の印刷対象物が表示されます。

        BD-8_Utility_Icon_ResisteredMedia-NormalまたはBD-8_Utility_Icon_ResisteredMedia-Rotaryをクリックすると、すべての登録済みの印刷対象物が表示されます。

    • 登録済の印刷対象物の場合
      印刷対象物名を選択してOKをクリックする。
      メモ お気に入りや検索機能を使うと、登録した印刷対象物を探しやすくなります。
      手順3~5は不要です。手順6へ進んでください。
      重要 固定方法や吸着マットの変更等で高さが変わった可能性がある場合は、高さの設定(手順4)を行ってください。
  3. 印刷対象物の種類画面で以下のいずれかを選択し、OKをクリックする。
    • 印刷対象物が透明の場合 : 透明のプルダウンからスマートフォンケースまたはその他を選択してください。
    • 印刷対象物が不透明の場合 : 不透明を選択してください。
    メモ
    • 透明 : 印刷対象物の向こう側に置いた手が透けて見える。
    • 不透明 : 印刷対象物の向こう側に置いた手が透けて見えない。

    印刷対象物についての詳細は印刷対象物(メディア)の登録項目を参照してください。

  4. フラットテーブル高さ変更をクリックし、印刷対象物の高さを設定する。
    1. 画面右側のAP-640_Panel_Icon_UPまたは AP-640_Panel_Icon_DOWNをクリックして、印刷対象物の最も高い位置とヘッドギャップセンサーの前後方向位置をあわせる。
      メモ 1クリックの移動量は、0.1 mm、1 mm、10 mm、50 mmから選べます。
    2. 画面左側のAP-640_Panel_Icon_UP をクリックして、印刷対象物の最も高い位置をヘッドギャップセンサーに近づける。
      ヘッドギャップセンサーには接触させないで、数mm の位置(a)まで移動させてください。
      BD-8_TouchHeadGapSensor
    3. 印刷面の高さが一定ではない、または印刷対象物が浮く/反る場合は、フラットテーブル下げ量を設定する。
    4. 自動設定をクリックする。
      フラットテーブルが動いて、ヘッドギャップセンサーが印刷対象物の高さを検出します。
    5. OKをクリックする。
  5. 印刷原点原点基準または中央基準から選択する。
    印刷原点については、印刷対象物(メディア)の登録項目を参照してください。
  6. 印刷原点および印刷領域変更をクリックし、印刷可能領域を設定する。

    ここでは、原点基準を選択した場合の設定方法を説明します。最大印刷領域の右下(S:0 mm、F:0 mm*1)からの距離が明確な場合は、数値入力で数値を入力してください。

    メモ 印刷領域の設定が完了するまでのあいだ、移動させずに約3分程度放置した状態が続くと、プリントヘッドキャリッジは乾燥保護のためもとの位置に戻ります。操作をやり直してください。
    1. 位置の指定方法ポインターを選択する。
      プリントヘッドキャリッジが移動し、プリントヘッドキャリッジの右側にあるポインターが最大印刷領域の右下(S:0 mm、F:0 mm)を照射します。
    2. AP-640_Panel_Icon_UPAP-640_Panel_Icon_DOWNAP-640_Panel_Icon_LEFT、または AP-640_Panel_Icon_RIGHTをクリックしポインターを移動させて、印刷原点(印刷領域の右下)を指定する。
      左右方向はプリントヘッドキャリッジが動き、前後方向はフラットテーブルが動きます。ポインターが照射する位置が印刷原点になります。
      BD-8_SetupSmartphoneGenten
    3. OKをクリックする。
      テーブル高さ、印刷原点および印刷領域の設定画面に戻ります。
    重要 印刷領域について

    ここでは原点基準が指定されているので、自動的に印刷領域の左上は最大位置(S:210 mm、F:148 mm)に設定されます。

  7. OKをクリックする。
    セットアップ中ですと表示されます。セットアップが完了したら、ホーム画面に戻り登録した印刷対象物名と設定したフラットテーブル高さ印刷原点および印刷領域が表示されます。