本機の原点位置を調整する

本機の原点位置は、テーブルの目盛り中心にします。原点位置は、補正用データを印刷すると確認できます。原点位置がずれていた場合は、以下の手順で原点位置を調整してください。

原点位置の調整には、20 mm × 20 mm以上のプレート形状の材料を使用してください。

補正用データを印刷する

手順
  1. 本機の電源をオンにする。

    機体が初期動作をし、電源 / 移動ボタンのランプが点灯します。

    電源をオンにする
  2. 材料をセットする。

    原点位置を調整するときは必ずヘッドキャップを取り付け、粘着シートとヘッドキャップを使って材料をセットしてください。

    材料のセット
  3. METAZAStudioを起動する。
  4. 補正用データを開く。
    1. icon_METAZAStudio_Open をクリックする。
      METAZAStudio_OpenFile
    2. METAZAStudioのインストール先フォルダ内のSamplesフォルダーを開く。
    3. Axis.mzsを選択し、開くをクリックする。
      METAZAStudio_OpenFile_Axis
  5. icon_METAZAStudio_Print をクリックする。
    METAZAStudio_Print

    補正用データの印刷を開始します。

原点位置のずれを計測し、補正値を入力する

手順
  1. テーブルの目盛りの中心線()と材料の十字線()とのずれを測り、メモしておく。
    下図の場合は、原点位置がの方向に+0.3 mm(A)、長さの方向に-0.5 mm(B)ずれていたことを表します。
    MPX-90S_OP_OriginOffset
  2. デバイスとプリンターの一覧を表示する。
    • Windows 11

      1. スタートすべてのアプリWindows ツールをクリックする。
      2. コントロールパネルをクリックする。
      3. デバイスとプリンターの表示をクリックする。
    • Windows 10

      1. スタートWindows システムツールコントロールパネルをクリックする。
      2. デバイスとプリンターの表示をクリックする。
  3. Roland MPX-90を右クリックする。
    MPX-90_DeviceAndPrinter
  4. 印刷設定をクリックする。
    MPX-90_DeviceAndPrinter_01
    METAZAドライバーの設定画面が表示されます。
  5. 原点位置を調整する。
    1. 材料タブをクリックする。
    2. 原点オフセット長さに、手順1でメモしたずれの大きさを入力する。
      手順1の図の場合では、に0.3、長さに-0.5と入力します。
    3. OKをクリックする。
      設定が保存され、印刷設定画面が閉じます。
    METAZAStudio_PrintSetting_Offset
    メモ

    METAZAStudioからMETAZAドライバーの設定画面を開いた場合は、設定した値は一時的なものであり、保存されません。

    METAZAStudioを閉じても原点位置の補正を有効にするには、Windowsのプリンター設定からMETAZAドライバーを開いて調整する必要があります。