登録した材質の打刻力調整

材質を登録して打刻力を調整する

METAZAドライバーに材質を登録し、硬度などの条件に合わせて打刻力を調整します。

本機は、使用する材料の材質に合った打刻力で印刷することで、より高品質な印刷結果が得られます。METAZAドライバーには、あらかじめいくつかの材質とそれらに合った打刻力が設定されていますが、それぞれの材質に対する最適な打刻力を自分で登録することができます。自分で打刻力を登録した材質では、よりよい印刷結果を得られるように、あとで打刻力を調整することもできます。

手順
  1. デバイスとプリンターの一覧を表示する。
    • Windows 11

      1. スタートすべてのアプリWindows ツールをクリックする。
      2. コントロールパネルをクリックする。
      3. デバイスとプリンターの表示をクリックする。
    • Windows 10

      1. スタートWindows システムツールコントロールパネルをクリックする。
      2. デバイスとプリンターの表示をクリックする。
  2. Roland MPX-90を右クリックする。
    MPX-90_DeviceAndPrinter
  3. 印刷設定をクリックする。
    MPX-90_DeviceAndPrinter_01
    METAZAドライバーの設定画面が表示されます。
  4. 画像補正タブをクリックし、以下の項目を設定する。
    1. 材質でカスタム材料を選択する。
      カスタム材料は、設定a~dのいずれかです。
    2. 印刷モードを選択する。
      テキスト 文字などの輪郭がはっきりした画像を印刷したいとき
      フォト 写真などの階調を含む画像を印刷したいとき
      高密度 小さな文字や細かい模様などをよりきれいに表現したいとき
      その他 画像の解像度などを設定したいとき
    3. 詳細設定をクリックする。
      詳細設定画面が表示されます。
    MPX-90_DeviceAndPrinter_02
  5. 打刻力の詳細設定を行う。
    1. 登録する材質に名前をつけて入力する。
    2. 速度と印字インパクトを入力する。
      打刻結果は、材料の硬度によって異なります。お使いの材料に合わせて打刻力を調整してください。
    3. 高度な設定をする。

      高度な設定は、印刷モードがその他の場合のみ設定できます。

    4. OKをクリックする。
      詳細設定画面が閉じます。
    MPX-90_DeviceAndPrinter_03
    1. 速度/印字インパクト
    Impact-MIN 画像の印字インパクトの最小値を設定します。

    画像の暗い部分が白っぽく打刻されたり、全体的に打刻が強かったりするときは数値を小さくします。

    Impact-MAX 画像の印字インパクトの最大値を設定します。

    画像の明るい部分の打刻が弱かったり、全体的に打刻が弱かったりするときは数値を大きくします。

    画像の明るい部分の打刻が強すぎるときは、数値を小さくしてください。

    ベクターImpact 線画の印字インパクトの最大値を設定します。
    2. 高度な設定
    出力解像度 1インチあたりの点の数を指定できます。
    ドラフティング 画像情報を1ドット間隔で間引きます。
    3. 材質と印字インパクト値(目安)
    材質 Impact-MIN Impact-MAX
    銅または真ちゅう 200 350 ~ 450
    鉄またはステンレス 200 400 ~ 500
    チタン 200 500 ~ 600

    表面が塗装された材料は、打刻力が強いと塗装がはがれることがあります。塗装がはがれると、本機の故障の原因になります。塗装がはがれないように印字インパクトの値を調整してください。

  6. OKをクリックする。
    設定が保存され、印刷設定画面が閉じます。
    より高品質な印刷結果を得るためには、テスト印刷や同じ材料への重ねうちを行い、印刷結果を見ながら印字インパクトの値を調整してください。