印刷面の高さと印刷位置を決める

プリントヘッドを印刷に適した高さに設定し、印刷する場所を指定します。

高さと印刷位置の設定は、フロントカバーを開けたままで作業できます。


set-printing-area_height

手順
  1. ホーム画面が表示されていない場合は、AP-640_Panel_Icon_HOME をタップする。
  2. AP-640_Panel_Icon_SETUPセットアップをタップする。
  3. プリセット選択をタップする。
  4. 新規作成をタップし、次へをタップする。

    初めての印刷対象物の想定なので、ここでは新規作成を選びます。

    MO-240_Panel_Setup_Newmedia

    すでにメディア登録してあるものであれば、既存の中からメディア(印刷設定)を選び、次へをタップして、手順8に進んでください。

    メモ
    • 回転軸ユニット使用時に登録したメディアは、フラットテーブルまたはバキュームテーブルでは選択することができません。
    • IconPen をタップして、登録済みメディアをキーワード検索することができます。

      入力したキーワードをリセットしたいときは、reset をタップします。

    • メディア名の右にあるFavorite Display をタップすると表示が FavoriteDisplay2 に変わり、お気に入り登録ができます。

      操作パネル上部のお気に入りフィルター Favorite Display をタップしてオン FavoriteDisplay2 にするとお気に入り登録したメディアのみが表示されます。

      お気に入りフィルター機能をオフするときは FavoriteDisplay2 をタップします。

    • キーワード検索とお気に入りフィルター機能は、併用することもできます。

      reset をタップすると、お気に入りフィルターがオフ Favorite Display になるとともにキーワードもリセットされます。

  5. 任意のメディア名を入力し、OKをタップする。

    画面に表示されているキーボードをタップして入力してください。

    メディア名として入力できる文字は、15 文字以内の英数字のみです。

    AP-640_Panel_Setup_Newmedia_ImputName
  6. 入力した名前を確認し、よろしければ次へをタップする。
    修正したい場合は、入力した名前をタップします。
  7. メディアの反射強度を設定する。
    メモ

    メディアの反射強度選択方法には、簡易設定詳細設定の2つがあります。

    この手順の中では、詳細設定を選択しているときの作業の流れを説明しています。メディアの反射強度選択方法の設定変更や簡易設定での作業の流れについては、以下を参照してください。
    1. メディアタイプ選択をする。

      取り付けた印刷対象物が透明か、不透明かを選択し、次へをタップします。

      メモ
      透明または不透明は、以下の基準で選んでください。
      • 透明:印刷対象物の向こう側に置いた手が透けて見える。
      • 不透明:印刷対象物の向こう側に置いた手が透けて見えない。

      不透明を選択したときは手順(2)へ、透明を選択したときは手順(3)へ進んでください。

    2. 「印刷データ周辺の底面と印刷面の高低差」 ( g ) を選択する。

      「印刷データ周辺の底面と印刷面の高低差」は、印刷データの周囲 40 mm の範囲で最も高さが低いところ(テーブル上面を含む)と、印刷面の高さとの高低差のことです。

      下図は、「印刷データ周辺の底面と印刷面の高低差」を示してます。点線で囲まれた範囲()の中で最も低い場所はテーブル面()ですので、この場合の高低差は赤い矢印で囲まれた高さ( g )となります。

      around_print_area_high_low_level2

      保存をタップして、手順8へ進んでください。

    3. 印刷対象物の厚さ ( t ) を選択する。
      定規やノギスなどで印刷対象物の厚さを測定します。
      thickness_media

      選択完了後、次へが表示されているときは、次へをタップして、手順(4)へ進んでください。

      選択完了後、保存が表示されているときは、保存をタップして、手順8へ進んでください。

    4. 「印刷データ周辺の底面と印刷面の高低差」 ( g ) を選択する。

      「印刷データ周辺の底面と印刷面の高低差」は、印刷データの周囲 40 mm の範囲で最も高さが低いところ(テーブル上面を含む)と、印刷面の高さとの高低差のことです。

      下図は、「印刷データ周辺の底面と印刷面の高低差」を示してます。点線で囲まれた範囲()の中で最も低い場所はテーブル面()ですので、この場合の高低差は赤い矢印で囲まれた高さ( g )となります。

      around_print_area_high_low_level2

      選択完了後、次へが表示されているときは、次へをタップして、手順(5)へ進んでください。

      選択完了後、保存が表示されているときは、保存をタップして、手順8へ進んでください。

    5. 印刷データの幅を選択する。

      余白を含む印刷データの幅(プリントヘッドキャリッジの移動方向の長さ ( w ) )を選択します。

      around_print_area_data width

      保存をタップして、手順8へ進んでください。

  8. テーブル高さ変更をタップする。
  9. 印刷面をヘッドギャップセンサーに近づける。

    自動高さ設定にかかる時間を不要に長くしないため、あらかじめ印刷面をヘッドギャップセンサーに近づけておきます。

    上下前後の AP-640_Panel_Icon_UP , AP-640_Panel_Icon_DOWN をタップ、またはロングタップします。

    ロングタップすると2秒後から移動速度が早くなりますので、行き過ぎにご注意ください。


    close_to_sensor
  10. 自動設定をタップする。

    プリントヘッドのインク吐出面から約1 mm 離れた位置に印刷対象物の高さが自動的に設定されます。

  11. 設定保存をタップする。
    メモ

    印刷領域印刷原点の設定をする必要があるときは、設定保存をタップしてください。

    セットアップ完了をタップすると、セットアップが完了してホーム画面に戻り出力が可能な状態となります。

    HeightADJSelect
  12. 印刷領域変更をタップする。
    Icon_GearMarkをタップして、設定を行うときの機体の動作を変更できます。設定の詳細については、印刷領域の設定をするときの動作を変更するをご参照ください。
  13. 印刷原点をタップし、AP-640_Panel_Icon_UPAP-640_Panel_Icon_DOWNAP-640_Panel_Icon_LEFTAP-640_Panel_Icon_RIGHT のいずれかを1回タップする。

    現在設定されている印刷領域の右下点へプリントヘッドキャリッジが移動し、ポインターを照射します。

    以後、印刷領域の設定が完了するまでのあいだ、移動させずに約3分程度放置した状態が続くと、プリントヘッドキャリッジはプリントヘッドの乾燥保護のため自動的にスタンバイポジションに戻ります。操作をやり直してください。

    メモ

    キャリッジとテーブルを動かさず、座標で指定する。をオンにしているときは、プリントヘッドキャリッジが動かないため、プリントヘッドの乾燥保護機能は働きません。

    set_print-origin
  14. AP-640_Panel_Icon_UPAP-640_Panel_Icon_DOWNAP-640_Panel_Icon_LEFTAP-640_Panel_Icon_RIGHT のいずれかをタップ、またはロングタップする。
    セットした印刷対象物の印刷領域の右下点にポインターを合わせてください。
    メモ キャリッジとテーブルを動かさず、座標で指定する。をオンにしているときは、SFの値を指定します。
    メモ

    ポインターが見えにくいときは

    透明な印刷対象物や、印刷面の色が暗くて光沢が強い印刷対象物など、印刷対象物の材質によってはポインターが見えにくいことがあります。その場合は、印刷面または裏面にマスキングテープなどを貼るとポインターが見えやすくなることがあります。

  15. 印刷領域をタップする。
    現在設定されている印刷領域の左上点へプリントヘッドキャリッジが移動し、ポインターを照射します。
    メモ キャリッジとテーブルを動かさず、座標で指定する。をオンにしているときは、プリントヘッドキャリッジは動きません。
  16. AP-640_Panel_Icon_UPAP-640_Panel_Icon_DOWNAP-640_Panel_Icon_LEFTAP-640_Panel_Icon_RIGHT のいずれかをタップ、またはロングタップする。
    セットした印刷対象物の印刷領域の左上点にポインターを合わせてください。
    メモ キャリッジとテーブルを動かさず、座標で指定する。をオンにしているときは、WLの値を指定します。
  17. セットアップ完了をタップする。
    メモ

    設定保存をタップすると、セットアップ項目選択画面に戻り設定を変更することができます。

    AreaADJSelect
  18. フロントカバーを閉じる。