専用治具に印刷対象物をセット
大量に同じ印刷対象物に印刷する場合は、専用の固定治具を使うのが一般的です。
固定治具を使って得られる成果が、固定治具を作る手間やコストに見合う場合に採用するメリットがあります。
固定治具にセットする印刷対象物の位置に合わせて、印刷データを作り込む必要があります。
治具の固定方法(1):固定治具をテーブルに直に固定
- 印刷対象物のセットが簡単にできます
印刷対象物を取り付けやすく、かつ取り外しやすい治具が最適です。
これが実現できるような治具を作ってください。
- 治具を頻繁に交換する用途には向きません
固定治具の位置決めは、治具に印刷対象物をセットし、何度か試しに印刷して調整します。
そのため、頻繁に治具を着けたり外したりする使い方だと、治具の位置決めに手間がかかり時間効率がよくありません。
治具の固定方法(2):テーブルに土台を固定し、その土台に固定治具を固定
- 印刷対象物のセットが簡単にできます
印刷対象物を取り付けやすく、かつ取り外しやすい治具が最適です。
これが実現できるような治具を作ってください。
- 治具を頻繁に交換する用途にも使えます
治具の位置決めが簡単になるような形状を、土台と治具の両方に仕込んでおきます。(例えば、土台に穴、治具底面に突起)
土台と治具のはめ込みによって、治具の位置決めを容易になります。
- 土台や治具をときどき作り直し
突起と穴で位置決めをしている場合、摩耗などによりそれらに隙間ができてくると、正確に位置決めができなくなります。
このような状態になった場合は、土台または治具、もしくはその両方を作り直す必要があります。
治具の固定方法(3):固定治具を位置決め治具に押し当てて位置決め
- 印刷対象物のセットが簡単にできます
印刷対象物を取り付けやすく、かつ取り外しやすい治具が最適です。
これが実現できるような治具を作ってください。
- 治具を頻繁に交換する用途にも使えます
比較的簡単に治具の位置を決めることができます。
治具の位置決め精度を出すため、押し当てる治具の角は直角に作る必要があります。
- 位置決め治具の位置を付け直したとき、位置が変わる可能性があります。