インクの着弾位置のずれを調整する(メディアギャップ補正)

プリントヘッドから吐出するインクの着弾位置を調整します。着弾位置は、プリントヘッドの高さによって変わりますので、お使いの印刷対象物に合わせた補正をおすすめします。

はじめにテストパターンを印刷し、補正値を決めて入力します。補正値を入力したら、あらためてテストパターンを印刷して補正結果を確認してください。

次の場合は、必ずこの調整を実施してください。
  • 本機を初めて使用する場合

  • プリントヘッドの高さを変更した場合

手順
  1. 印刷対象物をセットアップする。
    メモ

    テストプリントには、W (幅) 270 mm以上、L (長さ) 120 mm以上の印刷対象物が必要です。印刷対象物の右下をベースポイントに設定してテストプリントを実施してください。

    印刷対象物をセットし、印刷面の高さと印刷開始点を設定する
  2. フロントカバーを閉じる。
  3. AP-640_Panel_Icon_MENU をタップする。
  4. メディア設定印刷設定メディアギャップ補正をタップする。
  5. テストプリント実行をタップする。
    テストパターンの印刷を開始します。
  6. 印刷したテストパターンを確認し、AP-640_Panel_Icon_MINUS AP-640_Panel_Icon_PLUS をタップしてNo.1のH1とH2およびNo.2のH1とH2の補正値を入力する。
    2 本の縦線の“ずれ” が最も少ない値を選びます。下図の場合、No.1とNo.2の〔H1〕は「+5」、No.1とNo.2の〔H2〕は「+4」を選びます。連続する値のどちらか迷う場合は、中間の値にしてください(補正値は「0.5」ずつ設定できます)。

    VG2_MEDIAGAP_TESTPRINT_DETAIL

    メモ

    テストパターンが見にくい場合は、タッチパネルのTS : FRONTまたはTS : BACKをタップして見やすい位置までプリンター本体を移動してください。

  7. 保存をタップする。
    入力した補正値が保存されます。
  8. テストプリントの準備をする。

    プリンター本体が位置する場所でテストプリントが開始されます。

    印刷対象物に印刷できるだけの領域があるときは、プリンター本体を前回のテストプリント完了位置に移動させてください。テストプリント結果を確認するときにプリンター本体を動かしていないときは、移動させる必要はありません。

    印刷対象物に印刷できるだけの領域がないときは、印刷対象物を取り替えて印刷対象物のセットアップを実施してください。

  9. テストプリント実行をタップする。
    テストパターンの印刷を開始します。
  10. テストパターンを確認し、調整が成功したかどうか確認する。
    すべての補正値において、「」が指している2本の縦線(=現在の補正値)の“ずれ”が最も少ないことを確認してください。“ずれ”が小さい縦線が他にある場合は、補正値を再設定してください。
  11. 調整が成功したら、AP-640_Panel_Icon_HOME をタップしてホーム画面に戻る。
    メモ

    出荷時設定:0.0 dot