横すじを軽減する(送り補正)
帯状の「すじ」のことを、「横すじ」や「バンディング」と呼びます。
はじめにテストパターンを印刷し、補正値を決めて入力します。補正値を入力したら、あらためてテストパターンを印刷して補正結果を確認してください。テストパターンの印刷と補正値の入力を何度かくり返し、最適な補正値を探してください。
手順
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印刷対象物をセットアップする。
メモ印刷対象物をセットし、印刷面の高さと印刷開始点を設定する
テストプリントには、W (幅) 330 mm以上、L (長さ) 70 mm以上の印刷対象物が必要です。印刷対象物の右下をベースポイントに設定してテストプリントを実施してください。
- フロントカバーを閉じる。
をタップする。
- をタップする。
- テストプリントの実行をタップする。テストパターンの印刷を開始します。
- 印刷したテストパターンを確認し、
をタップして補正値を入力する。
「」が指している図形が現在の補正値です(A)。上下の四角形のすき間(B)や重なり(C)が最も小さいものを選んでください。下図の場合は、「-0.40」(D)を選びます。連続する値のどちらか迷う場合は、中間の数値を指定してください。
メモテストパターンが見にくい場合は、タッチパネルのTS : FRONTまたはTS : BACKをタップして見やすい位置までプリンター本体を移動してください。
- 保存をタップする。入力した補正値が保存されます。
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テストプリントの準備をする。
プリンター本体が位置する場所でテストプリントが開始されます。
印刷対象物に印刷できるだけの領域があるときは、プリンター本体を前回のテストプリント完了位置に移動させてください。テストプリント結果を確認するときにプリンター本体を動かしていないときは、移動させる必要はありません。
印刷対象物に印刷できるだけの領域がないときは、印刷対象物を取り替えて印刷対象物のセットアップを実施してください。
- テストプリントの実行をタップする。テストパターンの印刷を開始します。
- テストパターンを確認し、調整が成功したかどうか確認する。「
」が指している図形(=現在の補正値)が、すき間と重なりが最も小さいことを確認してください。すき間と重なりが小さい図形が他にある場合は、補正値を再設定してください。
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調整が成功したら、
をタップしてホーム画面に戻る。
メモ- 出荷時設定:0.00%
- ソフトウェアRIPによっては、この補正をソフトウェアRIPで設定する(たとえば、メディア種類を選ぶ)ことができます。ソフトウェアRIPで設定したときは、プリンター本体側の設定は無視されソフトウェアRIPの設定が優先されます。