カットメディアのセットアップ
プリンターにカットメディアを取り付けます。取り付けが完了すると[SETUP]が点灯します。この作業を「メディアのセットアップ」と呼びます。
1. メディアの位置を決める
手順
- フロントカバーを開ける。
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メディアクランプを、左右両端のグリットローラーの外側まで移動する。
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メディアホルダーの固定ネジを緩め、左右いっぱいまで寄せる。
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メディアの先端をピンチローラー(
)とグリットローラー(
)の間に通す。
ポイント:メディアの吸着が弱すぎたり強すぎたりして、メディアがうまくセットできないときは、[PAUSE]を押してください。[PAUSE]を押すたびに吸着力が3段階に切り替わります。
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ローディングレバー(後側)を下ろす。
メディアが固定されます。
このとき、〔セットアップシマス ENTER ヲオシテクダサイ〕というメッセージが表示画面に表示されますが、まだ[ENTER]を押さずに次の手順に進んでください。
- フロントカバーを開ける。
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(プリンターの前面に回り)メディアを軽く抑えながら、ローディングレバー(前側)を上げる。
メディアの固定が解除されます。
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メディアをエプロンの上まで引き出す。
2. セットアップを完了する
手順
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メディアの両端がグリットローラーの上にあることを確認する。
メディアの右端は、必ず右端のグリットローラー上にのせてください。
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左右のピンチローラーを移動して、メディアの両端に配置する。
メディアの端から10 mm 程度離れた位置に配置してください。
ポイント:- 必ず左右のピンチローラーを使用してください。ミドルピンチローラーと左右ピンチローラーでは、メディアを挟み込む力が違います。ミドルピンチローラーでメディアの端を挟むと、メディアの送りが安定しなくなります
- ピンチローラーを移動するときは、レール近くを押してください
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メディアがのっている残りすべてのグリットローラー(
)の上に、ミドルピンチローラー(
)を移動する。
グリットローラーのある場所には、グリットマーク()があります。
メモ:メディア幅の範囲にあるすべてのグリットマークに、ミドルピンチローラーを配置してください。ミドルピンチローラーの配置忘れがあると、メディアが斜行したり、浮いたりして出力品質に影響します。
メモ:- ミドルピンチローラーは、右端に3つ並んだグリットローラーの上には降りません。この3つ以外のグリッドローラーの上に配置してください
- 使用するメディアの幅によっては、ミドルピンチローラーが余ります。余ったミドルピンチローラーは、必ず取り外してください
- ミドルピンチローラーは、右端に3つ並んだグリットローラーの上には降りません。この3つ以外のグリッドローラーの上に配置してください
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メディアをまっすぐにする。
下図のように、矢印で示したラインに合わせるとよいでしょう。
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ローディングレバー(前側)を下ろす。
メディアが固定されます。
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(左右の)メディアクランプの穴の中心をメディアの端に合わせる。
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フロントカバーを閉じる。
表示画面に〔セットアップシマス ENTER ヲオシテクダサイ〕と表示されます。
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[ENTER]を押す。
[ENTER]を押すと、カッティングキャリッジが動いてメディアの幅を検出します。この動作を初期動作と呼びます。初期動作が完了すると操作パネルの[SETUP]が点灯し、表示画面に出力可能な幅が表示されます。
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メディアをセットするために機体を移動したときは、メディアをセットしたあと機体をもとの位置に戻し、キャスターを固定する。
- キャスターを前に向ける。
- ロックをかける。
- キャスターホルダーでキャスターを固定する。