ロールシートをセットする

ロールシートをカッティングマシンに取り付けます。

注意

ロールメディアは正しくセットする。

メディアが落下してけがをすることがあります。

注意

ロールメディアは重さが24 kg(54インチモデルは20 kg)程度ある。

取り扱うときはけがに注意すること。

注意

重さが24 kg(54インチモデルは20 kg)を超えるメディアをセットしない。

本機が重さに耐えられず、転倒したり、メディアが落下する恐れがあります。

手順
  1. グリットマークを基準に、ロールシートの両端位置を決める。
    本体前面から見てシートの右端は、グリットマークの範囲内、かつペーパ―センサー()が覆われる位置にしてください。

  2. ロールホルダーフランジをロールシートの紙管に挿入する。

    ロールホルダーフランジのツマミを回してロールシートにしっかり固定してください。

    メモ 外径が160 mmを超えるロールシート、または2インチ紙管のロールシートにはロールホルダーフランジを使用できません。

    AssmbleFlange

  3. ロールシート両端の位置に合わせてロールホルダーガイドブッシュを配置する。
    ロールホルダーガイドブッシュは樹脂ネジを緩めた状態で移動してください。

    Guidebush_setting

  4. ロールホルダーにロールシートを置く。
    • ロールホルダーフランジを使用する場合は、ロールホルダーガイドブッシュの溝の側面にロールホルダーフランジが干渉しないよう、ロールホルダーフランジを溝の中央に置いてください。干渉によってシート送りの不均衡が生じ、シートずれの原因になります。
    • ロールホルダーフランジを使用しない場合は、2本のロールホルダーと前後左右のロールホルダーガイドブッシュの間にロールシートを置いてください。ダンパー付きロールホルダーをロールホルダーサポートの本体側2つ目までの切り欠きに配置する場合、ダンパー付きロールホルダーからロールホルダーガイドブッシュを取り外してください。
    1. ロールホルダーフランジを使用する場合
    Rsheet_setup2
    2. ロールホルダーフランジを使用しない場合
    Rsheet_setup2-1
  5. ロールホルダーガイドブッシュの樹脂ネジを締める。
    重要

    ロールシートを送るときにロールホルダーの回転軸の質量をバランスよく分布させるため、機体側と手前側のロールホルダーガイドブッシュの樹脂ねじは図のように180度反対方向に配置してください。


    Tighten_screw

  6. レバーが上がっていることを確認する。
    レバーが下がっている場合は、レバーを上げてください。
  7. 本体背面からロールシートの先端をピンチローラーとグリットローラーの間に通し()、ルーラーの目盛り(上下2箇所)を目安にプラテンの上までまっすぐ引き出す()。
    シートは少し長めに引き出して、たるませておきます。

    Rsheet_setup3

  8. ピンチローラーをロールシートの両端に配置する。
    グリットマーク内にピンチローラ―が配置されていることを確認してください。グリットマーク内から外れてピンチローラーが配置されていると、シートが正常に送られません。

    ピンチローラーは、シートの両端から0.5~25 mm(セットするロールシートの長さが4 mを超える場合は25 mm以上)内側に配置してください。


    Rsheet_setup4

  9. 浮きやすいシートをセットする場合は、シートの中間にピンチローラーを配置する。
    使用しないピンチローラーは個々に上げておきます。
    Rsheet_setup5

  10. レバーを下げる。
    シートが固定されます。

  11. 左右均等にロールシートが張られていることを確認する。

    シートにねじれがある場合は、シートがまっすぐ引き出されていない可能性があります。シートの位置を調整しセットしなおしてください。


    Rsheet_setup_check1

  12. カッティング前にあらかじめカットデータに必要なシート長さが引き出されるよう、シート送りの設定をする。
  13. 4 m以上のロールシートの場合は、ロールシートを引き出し、セットされたシートにずれやねじれがないことを確認する。
    1. 電源をオンにする。

      電源をオンにすると、シートサイズを測定する画面に切り替わります。


      MENU_On_SheetSize
    2. [▲]または[▼]を押して、シートのサイズを測定する。
    3. を押して、1~2 m程度シートを引き出す。
      メモ シートサイズを測定後にカーソルキーを押すと、出力開始位置の設定画面が表示されます。ここではシートを試し送りしてシートのセットアップを確認するため、[▼]以外を押さないでください。

      Rsheet_setup6

    4. カッティング面(カッティングキャリッジの経路付近)、シート端、本体背面のシートの状態を確認する。
      シートが以下のいずれかの場合は、シートをセットしなおしてください。シートが正しくセットされていないと、位置ずれの原因になります。
      • シートの表面が波形模様またはしわになっている
      • ロールシートが斜行している
      • 本体背面のシートがねじれている

      Rsheet_setup_check

    5. [ON/OFF LINE]を2回押して、シートを元の位置に戻す。
    重要

    ロールシートを使わないときは取り外してください。

    ロールシートは、取り付けたまま長時間放置しないでください。使わないときは必ず取り外して保管してください。長時間放置すると、シート全体がたわんで出力品質の悪化に影響します。