ボウルを洗浄する
レギュレーターにはフィルターが付いており、次第にドレン(水やほこり)がたまります。一定量たまると、ドレンホースからドレンが自動で排出されますが、ボウル()の内部に汚れが残ります。
次のようなときは、レギュレーターからボウルを外して洗浄します。
- ボウルにドレンが残っているとき
- ボウルの内部が汚れているとき
警告
レギュレーターのボウルを外すときは、外す前に必ず空気圧力を抜く。
さもないと、破裂や飛散の恐れがあります。
警告
レギュレーターを着脱する時またはメンテナンス時に、ボウルが確実に取り付けられていることを確認する。
取り付けが不完全だと、圧縮空気を供給したときにボウルが吹き飛ぶことがあります。
警告
レギュレーターのボウルの洗浄には中性洗剤を使う。ガソリン、アルコール、シンナーなどの溶剤は使わない。
溶剤を使うとボウルが劣化し、破裂する恐れがあります。
トルクドライバー(0.6 Nm) |
重要
トルクドライバーにスリーブ()を装着した状態でネジやビスを緩めないでください。
スリーブが破損する可能性があります。ネジやビスを緩めるときは、トルクドライバーからスリーブを取り外して使用してください。
重要
締め付けトルク値が指定されているネジやビスをトルクドライバーで締め付けるときは、必ずスリーブを取り付けてください。スリーブの印字()を確認し、締め付けトルク値と一致するスリーブを使用してください。
スリーブを取り付けないと、許容を超えるトルクがかかり、部品や材料が破損する可能性があります。
手順
- 圧縮空気の供給を止める。
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トルクドライバーにスリーブが取り付けられていないことを確認する。
スリーブが取り付けられているときは取り外す。
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下図の2か所のビスをスリーブを取り外したトルクドライバーで3回転程度緩める。
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レギュレーターを取り外す。
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レギュレーターからボウルを外す。
- ボウルを中性洗剤で洗う。
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ボウルが完全に乾いたことを確認したら、レギュレーターにボウルを取り付ける。
- レギュレーターを機体に取り付ける。
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トルクドライバーに0.6 N・m の赤色のスリーブを取り付ける。
重要 トルクドライバーのスリーブは、必ず0.6 N・mのものを使用してください。守らないと、レギュレーターが機体から外れて破損したり、けがをしたりする恐れがあります。
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下図の2か所のビスをスリーブを取り付けたトルクドライバーで締める。
トルクドライバーが空回りするまで締めてください。
- 圧縮空気の供給を再開する。