2. A:メディアの位置を決める(不透明メディア)

ここでは吸着ファンを利用してメディアの斜行を防止する方法を記します。

なお、このセットアップ時の斜行矯正補助は出荷時は有効に設定されています。

手順
  1. セットアップ時の斜行矯正補助を設定する。
    1. AP-640_Panel_Icon_MENUをタップする。
    2. 環境設定セットアップ時の斜行矯正補助
    3. 有効を選択し、保存をタップする。
    4. AP-640_Panel_Icon_HOME をタップして、もとの画面に戻る。
  2. メディアの左端をマークに合わせる。
    位置を決めるときは、次の点に注意してください。
    • メディアホルダーは、外側を持って動かしてください。
    • マークよりも右側にメディアの端がくるよう、メディアホルダーを動かしてください。

    AP-640_SetMediatoProperPos


    AP-640_SetMediatoProperPos_Note

    注意

    指示された位置以外の場所を持って作業しないこと。メディア自体を持って動かさないこと。

    メディアホルダーからメディアが落下してけがをすることがあります。

    重要

    メディアの左右位置はこの時点でしっかり決めてください。

    このあとピンチローラーなどでメディアを固定するときにメディアの左右位置がずれている場合は、もう一度この時点に戻ってやり直す必要があります。メディアだけを持って無理やり位置を直すと、出力時にメディアが斜行したりして出力結果に悪影響が出ます。

  3. メディアホルダーを固定する。

    AP-640_SetMediaHolder

  4. 次の手順でメディアをセットする。
    この手順を行うことでメディアの斜行を防止します。
    重要 メディアの先端が波うっている場合は、ドライヤーの入口にメディアが入りにくいことがあるため、波うつ部分をカットしてからメディアをセットしてください。
    1. メディアの先端をピンチローラー(A)とグリットローラー(B)の間に通す。
      AP-640_PullMediatoFront
    2. ピッと音がなるまでメディアを送り、約30 cmさらにメディアを送る。
      ピッと音が鳴ったあと、約5秒後にピッピッと音が鳴り吸着ファンが作動します。吸着ファンの作動中は、メディアから手を離してもメディアを保持します。
    3. メディアホルダーのフランジを持ち、巻取方向にまわしてメディアのたるみを取る。

      VG3_FrangePos

    4. たるみがない状態から、さらに10 cm程度メディアを巻き取る。

      VG3-Shakouhosei

      メモ 巻き取りすぎると、ピピッと音がして吸着ファンが止まります。メディアを巻き取り、手順(1)からやり直してください。
  5. プリンターの前面に移動し、メディアの右端がガイドライン(A)に沿っていることを確認する。

    AP-640_CheckMediaGuideline_Cut

    重要

    メディアの位置を直したい場合は、プリンター背面に戻りメディアホルダーの固定を解除し手順1からやり直してください。プリンター前面でメディアだけを持って無理やり位置を直すと、出力時にメディアが斜行したり、浮いたりして出力品質に影響します。

  6. ローディングレバー(前側)を下ろす。

    メディアが固定されます。


    AP-640_LeverDOWN

  7. 左右のメディアクランプの穴の中心をメディアの端に合わせる。

    AP-640_SetMediaclamp

    重要

    メディアをセットするときは、必ずメディアクランプを使用してください。

    メディアのセットアップが完了したあとで、印刷の直前にメディアクランプを取り付けると、メディアクランプ上に印刷してしまう可能性があります。

  8. フロントカバーを閉じる。