カットメディアのセットアップ
プリンターにカットメディアを取り付けます。取り付けが完了するとステータスとして出力できます。と表示されます。この作業を「メディアのセットアップ」と呼びます。
1. 1. A:メディアの位置を決める(不透明メディア)
ここでは吸着ファンを利用してメディアの斜行を防止する方法を記します。
なお、このセットアップ時の斜行矯正補助は、出荷時は有効に設定されています。
- 操作パネルで をタップする。サブ電源がオンになります。
- セットアップ時の斜行矯正補助を設定する。
- をタップする。
- 有効を選択し、保存をタップする。
- をタップして、もとの画面に戻る。
- フロントカバーを開ける。
- メディアクランプを、左右両端のグリットローラーの外側まで移動する。
- プリンターの背面に移動し、メディアホルダーの固定を解除し左右いっぱいまで寄せる。
- プリンターの背面から、メディアの先端をピンチローラー(A)とグリットローラー(B)の間に通し、ピッと音が鳴るまでメディアを送る。重要 メディアの先端が波うっている場合は、ドライヤーの入口にメディアが入りにくいことがあるため、波うつ部分をカットしてからメディアをセットしてください。
ピッと音が鳴ったあと、約5秒後にピッピッと音が鳴り吸着ファンが作動します。吸着ファンの作動中は、メディアから手を離してもメディアが戻ることはありません。
メディアをプリンターの前面からセットする場合は、メディアの前端(印刷開始する側)を一度プラテン上まで送ってから手前に引くと、吸着ファンが動作します。
- プリンターの前面に移動し、メディアの先端をドライヤーの中に入れる。
- メディアの右端がガイドライン(A)に沿っていることを確認する。
- ローディングレバー(前側)を下ろす。
メディアが固定されます。
- 左右のメディアクランプの穴の中心をメディアの端に合わせる。重要
メディアをセットするときは、必ずメディアクランプを使用してください。
メディアのセットアップが完了したあとで、印刷の直前にメディアクランプを取り付けると、メディアクランプ上に印刷してしまう可能性があります。
- フロントカバーを閉じる。
1. B:メディアの位置を決める(透明メディアなど)
- セットアップ時の斜行矯正補助を設定する。
- をタップする。
- 無効を選択し、保存をタップする。
- をタップして、もとの画面に戻る。
- フロントカバーを開ける。
- メディアクランプを、左右両端のグリットローラーの外側まで移動する。
- プリンターの背面に移動し、メディアホルダーの固定を解除し左右いっぱいまで寄せる。
- メディアの先端をピンチローラー(A)とグリットローラー(B)の間に通す。
- ローディングレバー(後側)を下ろす。メディアが固定されます。
- プリンターの前面に回り、メディアを軽く押さえながらローディングレバー(前側)を上げる。メディアの固定が解除されます。
- メディアの先端をドライヤーの中に入れる。
- メディアの右端がガイドライン(A)に沿っていることを確認する。
- ローディングレバー(前側)を下ろす。
メディアが固定されます。
- 左右のメディアクランプの穴の中心をメディアの端に合わせる。重要
メディアをセットするときは、必ずメディアクランプを使用してください。
メディアのセットアップが完了したあとで、印刷の直前にメディアクランプを取り付けると、メディアクランプ上に印刷してしまう可能性があります。
- フロントカバーを閉じる。
2. メディアを登録する
- セットアップをタップする。
- 新規作成を選択する。
- 次へをタップする。
- 新しいメディア名を入力し、OKをタップする。
- 次へをタップする。
- シートタイプ選択画面で不透明/透明を選択し、次へをタップする。
-
シート設定画面が表示されるので、シートタイプによって以下のように設定する。
- 不透明メディアの場合
- 横 余白をタップし、余白を設定する。
5 mm、10 mm、25 mmから選択できます。
- OKをタップする。
- 横 余白をタップし、余白を設定する。
- 透明メディアなどの場合
- シート幅の設定
- シート幅のをタップする。
- シートの幅を入力して、OKをタップする。
- シート右端の設定
- シート右端の変更をタップする。
- をタップしてキャリッジのベースポイントマークをメディアの右端に移動して、OKをタップする。
- 横 余白の設定
- 横 余白をタップし、余白を設定する。
5 mm、10 mm、25 mmから選択できます。
- OKをタップする。
- 横 余白をタップし、余白を設定する。
- シート幅の設定
- 不透明メディアの場合
- セットアップ方法画面で巻取装置を使わない/巻取装置を使うを選択し、セットアップ開始をタップする。
3. メディアに合った設定をする
メディアのサイズや種類に合わせて最適な出力ができるように、必要最低限の項目を設定できます。ここで設定する項目はすべて個別にも設定できます。
- ヘッド高さ設定でプリントヘッドの高さを調整する。
- 不要な場合は、次へをタップしてください。
- 調整する場合は、以下の手順で調整してください。
- 変更をタップする
- フロントカバーを開ける。
- 高さ調整レバーでプリントヘッドの高さを調整する。
- フロントカバーを閉じる。
- OKをタップする。
- 次へをタップする。
- ノズル抜けテスト画面で、テストプリントまたはテストプリント(乾燥あり)および出力開始位置の設定をおこなう。
- 不要な場合は、次へをタップしてください。
- テストプリントをする場合は、 または をタップしテストプリントをおこなってください。メモ ここではテストプリントをおすすめします。ただしインクが乾燥しないため、インクを乾燥させたい場合はテストプリント(乾燥あり)を選択してください。
テストプリント後の対応は、Step 2:ノーマルクリーニングを実施するを参照してください。 - メディア調整方法選択画面で、調整方法を選択する。ここで調整するのは、横すじを軽減するメディアの送り補正とインクの着弾位置の補正です。メディアの端を検出できない透明メディアや反射率の高いメディアは手動を選択してください。メモ ここでの調整は簡易補正(自動)をおすすめします。詳細補正(手動)は自分で補正値を決めることができます。
- 自動調整する場合は、以下の手順で自動調整をおこなってください。
- をタップする。
- 一括自動補正画面で、実行をタップする。
自動調整が成功するとホーム画面に遷移します。設定は完了です。
詳細は、必要な調整を自動で行うを参照してください。
- 手動で調整する場合は、以下の手順で手動調整してください。
- をタップする。
- 詳細送り補正(手動)画面でテストプリントをおこなう。
テストプリント結果から補正値を設定してください。詳細は、手動調整:横すじを軽減する(送り補正)を参照してください。
- 保存して次へをタップする。
- 詳細メディアギャップ補正(手動)画面でテストプリントをおこなう。
テストプリント結果から補正値を設定してください。詳細は、手動調整:インクの着弾位置のずれを調整する(メディアギャップ補正)を参照してください。
- 保存して終了をタップする。
- 自動調整する場合は、以下の手順で自動調整をおこなってください。