応急処置)プリントヘッド表面のクリーニング

何度クリーニングしてもドット抜けやドットよれが改善しない場合は、応急処置として、プリントヘッド表面をクリーニングする方法があります。プリントヘッド表面(ノズル面)はとても繊細な機構となっていますので、作業はていねいかつ慎重に行ってください。

この作業は応急的処置です。症状によっては正常な箇所を傷め、さらに症状の悪化を招くことがあります。ご不明な点は、お買い上げの販売店または当社コールセンターまでお問い合わせください。

警告

必ずこの手順の通り作業し、指示以外の場所にはさわらない。

機械が思わぬ動作をして、けがをすることがあります。

重要

作業にあたってのお願い

  • この作業はメディアを取り外してから行ってください。
  • プリントヘッドの乾燥を防ぐため、30分以内に作業を終わらせてください。30分を過ぎると警告音が鳴ります。
  • 付属のクリーニングスティック以外は使わないでください。綿棒などの毛羽の出るものはかえってプリントヘッドを傷めます。
  • 付属のスポイト・洗浄液以外は使わないでください。
  • 必ず新品のクリーニングスティックを使用してください。クリーニングスティックの使いまわしは印刷結果に悪影響を与えます。
  • 清掃に使ったクリーニングスティックを洗浄液の中に浸さないでください。洗浄液が劣化します。
  • プリントヘッド表面(ノズル面)はこすらないでください。
  • クリーニングスティック、または洗浄液を使い切ったら、お買い上げの販売店にお問い合わせいただくか、当社ウェブサイト(https://www.rolanddg.co.jp/)をご覧ください。

クリーニング中に警告音がなったときは

  • 作業開始から30分が経過すると警告音が鳴ります。作業を一時中断し、すべてのカバーを閉めてからすべて完了を押し、マニュアルクリーニングモードを終了させます。その後、はじめの手順から作業を再開してください。
必要なもの




クリーニングスティック 洗浄液
手順
  1. メディアを取り外す。
  2. Panel_Icon_Menu をタップする。
  3. クリーニングマニュアルクリーニングをタップする。
  4. 実行をタップする。
  5. OKをタップする。

    プリントヘッドキャリッジが機体の左端まで移動します。

    この先の手順は応急処置での手順を説明しています。通常のマニュアルクリーニングとは手順が異なりますのでご注意ください。

  6. カバーLを開ける。
    メモ 操作パネルに手順が表示されます。
    • Panel_Icon_Left_Blue Panel_Icon_Right_Blue をタップして手順を確認できます。
    • 操作案内を見ずに作業が完了した場合は、すべて完了をタップしてください。

    ER-642_CoverL-open
  7. 新品のクリーニングスティックを洗浄液に浸す。
    重要
    • 必ず付属のクリーニングスティックを使用すること。
    • 使用済みのクリーニングスティックを使用しないこと
    • 使用済みのクリーニングスティックを洗浄液の中に浸さないこと。


  8. プリントヘッド表面(ノズル面)にクリーニングスティックをそっと軽く押し当てる。

    プリントヘッド表面(ノズル面)に洗浄液が染み込むように、やさしくそっと押し当ててください。決してスティックをこすりつけたり、力強く押し当てたりしないようにしてください。

    重要 主にプリントヘッド面の溝にクリーニングスティックを押し当ててください。

    Cleaning the print head_groove
  9. カバーLを閉じる。
  10. すべて完了をタップする。

    クリーニングを開始します。画面上部のステータスバーに、作動中の内容とその作業の残り時間(目安)が表示されます。作業が終わると、ステータスバーがもとの表示に戻ります。

  11. Panel_Icon_Home をタップして、ホーム画面に戻る。