ホワイト/グロス/プライマー/メタリックシルバー/ストラクチュアルを使う印刷
当社純正のホワイト/グロス/プライマー/メタリックシルバー/ストラクチュアルのインクを使って印刷する場合、VersaWorksで認識できるようにこれらの特色を印刷データで指定する必要があります。
まず、ドロー系ソフトウェアにホワイト、グロス、プライマー、メタリックシルバー、ストラクチュアルの特色を登録します(カット線およびミシン目カット線のカラーパレットも同時に登録されます)。その後、印刷データを作成し、VersaWorksで各種設定をしたのち印刷します。
Step 1:ドロー系ソフトウェアに特色を登録する
ここでは、ドロー系ソフトウェアのカラーパレットに特色を読み込みます。印刷データを作成する際、特色の指定がカラーパレットから簡単にできるようになるため、大変便利です。
Adobe Illustrator用とCorelDRAW用のパレットデータを当社webサイトに用意しています。このデータをドロー系ソフトウェアに登録してください。このデータファイルを目的のコンピューター(Adobe IllustratorまたはCorelDRAWがインストールされているコンピューター)に保存します。
Adobe Illustratorの場合
メモ VersaWorksでは今回登録する特色(「Roland VersaWorks」)以外に以下のライブラリーを用意しています。一度の作業でこれらすべての登録ができるため、全ファイルのコピー/ペーストをおすすめします。
- 「Roland Grapac Bri-o-coat Library」
- 「Roland Green Color System Library」
- 「Roland Orange Color System Library」
- 「Roland Red Color System Library」
- 「Roland Metallic Color System Library」
- 「Roland Metallic Texture System Library」
- 「Roland Texture System Library」
- 「Roland Metallic Color」
- 「Roland Color System Library」
- 「Roland Structural Texture System Library」
手順
- 以下のサイトにアクセスする。
- VersaWorks 7をクリックする。
- Illustratorをクリックする。画面の指示にしたがって、Illustrator.zipをダウンロードしてください。
- 目的のコンピューター(Adobe Illustratorがインストールされているコンピューター)で、下記にあるスウォッチまたはスウォッチライブラリフォルダーを開く。
- Windows:[C:\Program Files\Adobe\Adobe Illustrator 20**\Presets\(使用言語)]
- Mac:[Macintosh HD\アプリケーション\Adobe Illustrator 20**\Presets\(使用言語)]
- Illustrator.zipを解凍し、「Roland VersaWorks.ai」ファイルを手順4.で開いたフォルダーに保存する。
- 目的のコンピューターでAdobe Illustratorを起動する。
- Adobe Illustratorのメニューで、 をクリックする。「Roland VersaWorks」パネルが表示されます。これで登録完了です。
CorelDRAWの場合
メモ 以下の手順は、CorelDRAWバージョン25.2におけるものです。
バージョンによって手順が異なる場合があります。バージョンについての詳細はCorelDRAWのウェブサイトでご確認ください。
手順
- 以下のサイトにアクセスする。
- VersaWorks 7をクリックする。
- CorelDrawをクリックする。画面の指示にしたがって、CorelDraw.zipをダウンロードしてください。
- CorelDraw.zipを解凍する。
- 目的のコンピューター(CorelDRAWがインストールされているコンピューター)の任意の場所に「userinks.cpl」および「userinks.xml」ファイルを保存する。
- 「userinks.cpl」:Rolandの各ライブラリー用(Roland Color System Libraryなど)
- 「userinks.xml」:RDG特色用(RDG_Whiteなど)
- CorelDRAWを起動する。
- CorelDRAWのメニューで、 を選択する。パレット画面が表示されます。
- プルダウンメニューの下の
をクリックする。
- 手順5.で保存した「userinks.cpl」を選択し、開くをクリックする。
- 再度プルダウンメニューの下の
をクリックし、「userinks.xml」を選択し、開くをクリックする。
- 手順5.で保存した2つのファイルを削除する。
Step 2:ドロー系ソフトウェアで印刷データを作成する
ホワイト/グロス/プライマー/メタリックシルバー/ストラクチュアルを使って印刷データを作成する方法は、他の特色を使う場合と同じです。
手順
- 特色を指定した印刷データを作成する。各特色で選択するカラーパレットは以下のとおりです。
- ホワイト:RDG_WHITE
- グロス:RDG_Gloss
- プライマー:RDG_PRIMER
- メタリックシルバー:RDG_MetallicSilver
- ストラクチュアル:RDG_STRUCTURAL
メモ 同じカラーパレットに、カット線:CutContourおよびミシン目カット線:PerfCutContourがあります。 - 作成したデータを保存する。
Step 3:印刷する
特色が正しく認識されていることを確認し、印刷を開始します。
手順
- 特色を指定した印刷データをジョブリストに追加する。
- ジョブリストの対象ファイルを選択する。
- プレビューエリアの文書情報にある特殊項目に特色が表示されていることを確認する。
- ホワイト:
- グロス:
- プライマー:
- メタリックシルバー:
- ストラクチュアル:
- ホワイト:
- 以下のいずれかの方法でジョブの設定画面を開く。
- 設定するジョブをダブルクリックする。
- 設定するジョブを右クリックし、 をクリックする。
- ジョブを選択した状態でジョブツールエリア左側の
をクリックし、
ジョブの設定をクリックする。
品質をクリックする。
- 品質設定のモードを設定する。以下は一例です。機種によってモードは異なります。また、用紙の種類の指定が必要な場合もあります。
- ホワイト:White->CMYK、CMYK->Whiteなど
- グロス:CMYK->MatteVarnish、GlossVarnishなど
- プライマー:Primer->CMYKなど
- メタリックシルバー:CMYKMt、MetallicSilverなど
- ストラクチュアル:CMYKSt、St
- OKをクリックしする。メイン画面に戻ります。
- 印刷する。RIP処理と印刷が実行されます。