3. セットアップを完了する
手順
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メディアの両端がグリットローラーの上にあることを確認する。
メディアの右端は、必ず右端のグリットローラー上にのせてください。
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左右のピンチローラーを移動して、メディアの両端に配置する。
メディアの端から10 mm 程度離れた位置に配置してください。
ポイント:- 必ず左右のピンチローラーを使用してください。ミドルピンチローラーと左右ピンチローラーでは、メディアを挟み込む力が違います。ミドルピンチローラーでメディアの端を挟むと、メディアの送りが安定しなくなります
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固定する前にメディアの位置を直したい場合は、手順2‐1まで戻ってやり直してください。メディアだけを持って無理やり位置を直すと、出力時にメディアが斜行したり、浮いたりして出力品質に影響します
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ピンチローラーを移動するときは、レール近くを押してください
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メディアがのっている残りすべてのグリットローラー(①)の上に、ミドルピンチローラー(②)を移動する。
グリットローラーのある場所には、グリットマーク(③)があります。メモ:メディア幅の範囲にあるすべてのグリットマークに、ミドルピンチローラーを配置してください。ミドルピンチローラーの配置忘れがあると、メディアが斜行したり、浮いたりして出力品質に影響します。
メモ:- ミドルピンチローラーは、右端に3つ並んだグリットローラーの上には降りません。この3つ以外のグリットローラーの上に配置してください
- 使用するメディアの幅によっては、ミドルピンチローラーが余ります。余ったミドルピンチローラーは、グリットマークの無いところに移動してください。グリットマークの無い位置では、ミドルピンチローラーは下りません
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メディアの中央を持ってまっすぐに引き出し、メディア全体がピンと張るようにする。
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ローディングレバー(前側)を下ろす。
メディアが固定されます。
このとき、〔セットアップシマス ENTER ヲオシテクダサイ〕というメッセージが表示画面に表示されますが、まだ[ENTER]を押さずに次の手順に進んでください。
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(左右の)メディアクランプの穴の中心をメディアの端に合わせる。
メモ:メディアクランプは、折れ目部分を押さえると両端が浮きます。両端が浮いた状態で左右に動かしてください。
- フロントカバーを閉じる。
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[ENTER]を押す。
[ENTER]を押すと、カッティングキャリッジが動いてメディアの幅を検出します。この動作を初期動作と呼びます。初期動作が完了すると操作パネルの[SETUP]が点灯し、表示画面に出力可能な幅が表示されます。これでメディアのセットアップは完了です。重要:
ロールメディアを使わないときには取り外してください。
ロールメディアは、取り付けたまま長時間放置しないでください。使わないときは必ず取り外して保管してください。長時間放置すると、メディア全体がたわんで出力品質の悪化やモーターエラーの原因となります。