印刷できる素材と形状

メモ

本書では、被印刷物のことを印刷対象物またはメディアと呼びます。

本機に採用されているUVインクは、紫外線を照射することで瞬時に印刷対象物に定着するインクです。従来のインクで印刷が困難であった印刷対象物に印刷できます。プライマーを使うと、UVインクのみを使った印刷に比べ、より幅広い素材に印刷ができるようになります。

ここでは、本機で印刷可能な印刷対象物の素材(材質)や形状について説明します。

同じ名前の材質でも、ちょっとした成分の違いによって性質の異なるさまざまなバリエーションがありますし、成分が同じでもメッキやコーティングなど表面加工の違いによって印刷できたりできなかったりします。

印刷できる素材としてあげている材質であっても、必ず試しに印刷をしていただき、満足できる印刷品質が実現できるかお確かめください。

印刷できない、あるいは印刷品質に影響がでる印刷対象物

  • 光が反射しやすい印刷対象物は、UV光の反射によってプリントヘッド表面のUVインクの硬化を促進し、インクの吐出不良がおきることがあります。
  • 印刷対象物を透過するUV光がしきい値(80 μW/cm2)を超える場合は、印刷できません。ノズル付近のインクがUV光により固まってしまい、修復ができずにプリントヘッドの交換に至る恐れがあります。UV光の計測には、必ず弊社指定の光量計をお使いください。
  • 静電気を帯びている印刷対象物は、除電してからお使いください。

    帯電しているとインクの着弾位置が安定せず、印刷品質に悪影響が出ます。

  • 制限を超える起伏が印刷面にある場合、印刷できません。

素材と硬さ

同じ名前の材質でも、ちょっとした成分の違いによって性質の異なるさまざまなバリエーションがありますし、成分が同じでもメッキやコーティングなど表面加工の違いによって印刷できたりできなかったりします。また、チャッキングする力で変形するような素材や形や厚みの印刷対象物は、印刷面を水平に保てないため本機での印刷には向きません。

印刷できる素材としてあげている材質であっても、必ず試しに印刷をしていただき、満足できる印刷品質を実現できるかお確かめください。

プライマーを使わずに印刷できる素材

  • ABS
  • PET(ポリエチレンテレフタレート)
  • PC(ポリカーボネート)
  • TPU(熱可塑性ポリウレタン)
  • アクリル
  • 木材

プライマーを使うと印刷できる素材

  • ガラス
  • アルミ
  • ステンレス

印刷対象物の硬さ

回転装置で挟み込む力や回転の遠心力で印刷面が曲がってしまう印刷対象物は、本機での印刷に向きません。フラットベットタイプのプリンターなど、別の固定方法のプリンターをお試しください。

サイズと形状

回転装置を使って印刷対象物の表面に印刷する場合、その適合形状について書かれています。下記条件に合わない形状の印刷対象物に印刷することはできません。

取り付け可能なサイズと形状

RC-300_attachable_shape

  • 回転体(長方形や台形や三角形などの平面図形を、直線を中心に1回転してできる立体物のこと)であること
  • 回転体の直径:45 ~ 127 mm
  • 回転体の長さ:30 ~ 355 mm (ただし、最大印刷幅は 300 mm)
  • テーパーの角度:最大10°
  • UV 照射装置が補助台の手前にあるモデルの場合、UV光の照射面と印刷面との距離が15 mm を超えない形状であること

    UV 照射装置は印刷対象物との間隔が5 mm程度のところまで近づけていただくため、最大径と印刷範囲の左端との高低差が 10 mm 以内である必要があります

    RC-300c_attachable_shape

印刷できない形状:印刷面の起伏(高低差)が 7 mm を超える

印刷範囲内において、印刷面の最も高い位置()と最も低い位置()の差が 7 mm 以内()であること

Point1

プリントヘッド()に対して垂直、もしくは上部が張り出して(オーバーハング)その下に隠れている面()への印刷はできません。

Point2

重さ

重さが3 kgを超える印刷対象物は印刷できません。

RC-300_attachable_weight

初めての対象物に印刷する

これまでに本機で印刷したことがない印刷対象物の場合は、必ず試しに印刷してみてください。

サンプル品や試用品など、商品ではない印刷対象物があれば、それに印刷をしてみると良いでしょう。

試しの印刷では、次のことをご確認ください。

  • インクが印刷対象物に定着するか
  • こすってもはがれないか
  • 満足できる印刷品質が実現できるか

上記の項目のほかにも、成果物に求められる条件によってご確認いただく項目が変わります。ご注意ください。