印刷面にカットするときの調整をする

硬化したインクには厚みがあります。そのため、印刷面をカットするときと印刷してないところをカットするときとはカッティング条件が異なります。印刷面にカットするときは、この〔カット テスト プリント〕を使ってカッティング条件の調整を行なってください。

※この調整は、おおよその目安です。その精度を保証するものではありません。

1. カットテストプリントの開始位置を設定する

手順
  1. メディアをセットする。
  2. [◀][▶][▲][▼]を押して、カッティングキャリッジを動かす。

    好きな位置でカットテストプリントができます。カッターの中心を印刷開始位置に合わせます。



    :印刷開始位置

    :SCAN方向の開始位置

    :FEED方向の開始位置

  3. [FUNCTION]を押して、以下の画面を表示する。


  4. [ENTER]を押す。
    ベースポイントが設定されます。

2. カットテストプリントし、その上にテストカットをする

手順
  1. [FUNCTION]を押す。
  2. [▲][▶]を押して、以下の画面を表示する。


  3. [▲]を押して、次の画面を表示する。


  4. [ENTER]を押す。
    図のような印刷が行われます。


    :カットテストプリント

  5. [▼]を押して、以下の画面を表示する。


  6. [ENTER]を押す。
    テストカットが行われます。


3. テストカットの結果を確認し、調整する

手順
  1. フロントカバーを開ける。
  2. カッティングテストの結果を確認する。


    確認項目 判定 設定項目 調整
    形を確認する 形がゆがんでいる 〔ソクド〕 小さくする
    円をはがす 四角形が一緒にはがれる 〔カッターアツ〕 大きくする
    部分的な切り残しがある 〔ソクド〕 小さくする
    四角形をはがす うっすらと台紙にカッターの跡がある 〔カッターアツ〕 そのまま
    カッターの跡がわからない 大きくする
    カッターの跡が深すぎる、台紙まで切れている 小さくする
    はがした四角形の形を確認する


    角に丸みやツノが無い 〔オフセット〕 そのまま


    角がとれて丸くなっている 大きくする


    角にツノができている 小さくする
  3. [▲][▼]を押して設定したいカッティング条件を選択する。
    表示画面(カッティング条件) 設定内容 出荷時設定


    カッターの圧力を設定します 50 gf


    カッティングの速度を設定します 30 cm/s


    カッターの刃先補正量を設定します。カッターに記載のオフセット値を入力してください

    付属品のカッターのオフセット値は0.250 mmです

    0.250 mm


    カッティング中のカッターの空送り速度(1つのカット線をカッティング後、次のカット線をカッティングするためにカッターが移動するときの速度)を設定します。空送り中に、メディアが浮き上がりカッターがメディア表面を傷つけるような場合には、速度を落としてください 30 cm/s
  4. [▶]を押して、以下の画面を表示する。








  5. [▲][▼]を押して値を選択する。
  6. [ENTER]を押す。
  7. フロントカバーを閉じる。

4. 調整結果を確認する

手順
  1. [FUNCTION]を押す。
  2. [◀][▶][▲][▼]を押して、カッティングキャリッジを動かす。
    カットテストプリント上でテストカットができる位置にカッターの中心を合わせます。


  3. [FUNCTION]を押す。
  4. [▼]を何回か押して、以下の画面を表示する。


  5. [▶]を押して、以下の画面を表示する。


  6. [ENTER]を押す。
    テストカットが行われます。


  7. フロントカバーを開ける。
  8. テストカットの結果を再確認する。