ヘッドリフレッシュは、プリントヘッドの詰まりを回避するために重要な作業です。以下のタイミングで、ヘッドリフレッシュを実施してください。
- 一日の作業終了後
- 〔ヘッドリフレッシュ シテクダサイ〕というメッセージが表示されたとき
- ドット抜けやドットよれが発生したとき
- 緊急停止したとき
- メイン電源をオフにした後、次にメイン電源とサブ電源をオンにしたとき
必要なもの |
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ヘッドリフレッシャー |
ヘッドクリーニングシート |
ヘッドリフレッシュ用洗浄液 |
メモ: ヘッドリフレッシュ用洗浄液をヘッドリフレッシュ用ボトルに移し替えておいてください。
ヘッドリフレッシュ用洗浄液の準備
重要: ヘッドリフレッシャーは、ひとつの機体で同じものを使い続けてください。ひとつのヘッドリフレッシャーを複数機体で使うと、プリントヘッドの故障を招きます。
ご注意:
フロントカバーは必ずハンドルを持ち、静かに開閉してください。
手順
- [SETUP]が点灯している場合は、[SETUP]を1 秒以上押し続けてセットアップを解除する。
[SETUP]が消灯し、フラットテーブルが手前に出てきます。
- 以下のメッセージが表示されている場合は、[ENTER]を押す。
このメッセージが表示されていない場合は、手順5から開始してください。
- [◀][▶]を押して〔ハイ〕を選択する。
- [ENTER]を押す。
手順8に進んでください。
- [FUNCTION]を押す。
- [▶]を押して、以下の画面を表示する。
- [ENTER]を押す。
- 以下の画面が表示されたら、フロントカバーを開ける。
- フラットテーブルの上に何も無いことを確認する。
印刷対象物や治具がある場合は、取り外してください。
- ヘッドリフレッシャーをフラットテーブルの所定の位置に取り付ける。
ご注意:
必ずこの場所に取り付けてください。間違った場所に取り付けると、プリントヘッドにぶつかって故障することがあります。
- ヘッドリフレッシャーのカバーを取り外す。
- ヘッドリフレッシャーにヘッドクリーニングシートを取り付ける。
- シート固定カバーを開ける。
- ヘッドクリーニングシートをヘッドリフレッシャーの拭き取り部に載せる。
シートは、手前の位置合わせ用のツメ(A)に合わせて置き、角がL字型の目印の内側に入るように載せてください。
- シート固定カバーを閉じてヘッドクリーニングシートを固定する。
シートがたるまないように固定してください。
- [ENTER]を押す。
- 以下の画面が表示されたら、ヘッドクリーニングシートにヘッドリフレッシュ用洗浄液を塗布する。
ポイント: - 洗浄液の塗布量の目安は、ひとつのクリーニングパッドに対して2滴です。シート固定カバーの穴(前後8箇所ずつ、計16箇所)の位置を目安に、穴1箇所につき洗浄液を1滴を塗布してください。
- 拭き取り部を覆うヘッドクリーニングシート全体に洗浄液が浸透するようにしてください。乾いた状態でプリントヘッドをこすると、故障の原因になります。
ご注意:
ヘッドリフレッシュ用洗浄液のボトルをフラットテーブルの上に置いておかないでください。
フラットテーブルの上に洗浄液のボトルを置いたまま次の作業に進むと、ボトルがヘッドギャップセンサーにぶつかってエラーになります。
- フロントカバーを閉じる。
- [ENTER]を押す。
以下の画面が表示され、ヘッドリフレッシュを開始します。画面には、この工程の残り時間(目安)が表示されます(以下の表示は例です。
〔01:45〕の表示は「1分45秒」を意味します)。
メモ: ヘッドリフレッシャー(あるいはその他の障害物)にプリントヘッドが衝突する可能性を検知した場合、ヘッドリフレッシュを中止し、以下のメッセージが表示されます。
[ENTER]を押すとメッセージは消えます。
治具が邪魔になったり、正しく取り付けられていなかったりすると、ヘッドリフレッシャーの位置が高すぎてしまうことがあります。治具を取り外したり、取り付けを見直したりして、ヘッドリフレッシャーを正しく取り付け直してください。その後、ヘッドリフレッシュをやり直してください。
- 以下の画面が表示されたら、フロントカバーを開ける。
- シート固定カバーを開けて、ヘッドクリーニングシートを取り外す。
インクや洗浄液で汚れていない部分をつまんで、取り外してください。洗浄液が手につきそうな場合は、ピンセットや手袋を使ってください。
- ヘッドクリーニングシートにインクを拭き取った跡が残っていることを確認する。
重要: 使用済みのヘッドクリーニングシートは、速やかに破棄してください。
使用済みのヘッドクリーニングシートを機体内に放置すると、塗装が剥がれてしまうことがあります。
- ヘッドリフレッシャーを取り外す。
メモ: ヘッドリフレッシャーは、本体左側のスペースに置いておくことができます。
- フロントカバーを閉じる。
- サブ電源をオフにする。