平型シートのセットアップ

平型シートをお使いのときは、カットデータの縦サイズより70 mm以上長いシートが必要です。これは、グリットローラーがシートを前後に送り出すのに必要な長さです。

下図を参考に、シートの前後左右に余白を確保してください。


GS2_blankSpace-Cutsheet

50 mm以上
15 mm以上
25 mm以上
重要

次のようなシートは使用できません。シートのクセや形を直してからお使いください。

  • シートが上側に反っている
  • シートの先端が曲がっている、折れている

1. 平型シートを取り付ける

ここでは、A4サイズのシートをセットする方法を説明します。

手順
  1. ローディングレバーを下げる。
    重要

    ローディングレバーを勢いよく操作しないでください。

    破損することがあります。

    GS2_LoadingLever_down
  2. 機体の前面から、シートを通す。
    GS2_SetupSheet
  3. シートを下図の位置にセットする。
    セット位置は取り付けるシートのサイズによって異なります。
    GS2_SetupSheet_1
  4. シートの両端かつグリットマークの範囲内に、ピンチローラーを移動する。

    シート端面からピンチローラーまでの余白()が左右均等になるようにシートをセットします。

    メモ

    送り量が多い(シート長が長い)シートのときは、左右の余白をそれぞれ25 mm程度確保します。

    GS2_SetupSheet_2
    メモ

    スプロケットフィード用穴あきシートは、両端にシート送り用の穴があります。この上にピンチローラーをセットすると正常にシート送りができません。本機で使用する場合は、シート送り用の穴を避けてピンチローラーを配置してください。

    GS2_Material-Sprocket Feed
  5. シートの左端をガイドライン()とほぼ平行になるように合わせる。
    1. 機体を上から見た図
    GS2_Sheetset_Guide
  6. ローディングレバーを上げる。

    シートが固定されます。

    GS2_LoadingLever_up-withSheet
メモ

下記リンクから、本手順の参考動画をご覧いただけます。

参考動画 平型シートの取り付け
QRcode_flatmedia

2. シートの取り付けを確認する

手順
  1. 機体の電源をオンにする。
  2. [▼]を何回か押して〔ハザイ〕を選択する。
    MENU_SELECT-SHEET_PIECE
  3. [ENTER]を押す。

    カッティングキャリッジが左ピンチローラー位置に移動したあと、シートが前後に動きます。

    GS2_Carriage-Sheet_Move
    初期動作が終了すると、ディスプレイにカット可能な幅と長さが表示されます。
    MENU_W_L_sample-mm
  4. 動作が停止してから、以下の項目を確認する。
    • シートの左端がガイドラインに対して傾いていないこと
    • ピンチローラーがシートから外れていないこと
    2. 機体を上から見た図
    GS2_Sheetset_check
    メモ
    シートが傾いていたり、ピンチローラーから外れていたりしたら、シートを正しくセットアップできていません。次の手順を行った後に、シートのセットアップを最初からやり直してください。
    1. シートをアンセットアップして、カッティングキャリッジをスタンバイポジションに戻す。

      シートを取り外す

    2. 電源ボタンを1秒以上押し続けて電源をオフにする。
  5. [MENU]を押す。

    各項目の値が表示されていることを確認してください。

    3. 下図の数値は参考例です。
    MENU_20cms_250gf_0250mm_A_caption
    カット速度
    カット圧
    カッター刃先のオフセット
    カット座標の向き
    重要

    長さが1.6mを超える平型シートを取り付けた場合は、ロールシートとして認識されます。

    この場合は、カットの前にシートを送り、正しくシートが送れるかを確認してください。

    シート送りを確認せずにカットを始めると、カットの途中でシートが外れたり、精度良くシート送りができずにカット品質に悪い影響を与えたりします。

    3. シート送りを確認する