コレットの増し締め
加工を続けるとコレットが緩んで、ミリングバーが抜けやすくなります。定期的にコレットの増し締めを行ってください。
作業が必要となる目安
- 1ヶ月に一度、またはスピンドルの回転時間が200時間を超えたとき(ご使用状況によって多少異なります。)
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トルクドライバー(0.3 N・m) | コレット着脱用治具 |
重要
トルクドライバーにスリーブ()を装着した状態でネジやビスを緩めないでください。
スリーブが破損する可能性があります。ネジやビスを緩めるときは、トルクドライバーからスリーブを取り外して使用してください。
重要
締め付けトルク値が指定されているネジやビスをトルクドライバーで締め付けるときは、必ずスリーブを取り付けてください。スリーブの印字()を確認し、締め付けトルク値と一致するスリーブを使用してください。
スリーブを取り付けないと、許容を超えるトルクがかかり、部品や材料が破損する可能性があります。
手順
- VPanelを表示する。
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機体設定画面を開く。
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メンテナンスタブのコレットメンテナンスをクリックする。
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下図が表示されたらOKをクリックする。
スピンドルユニットがミリングエリアに移動します。
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フロントカバーを開ける。
カチッと音が鳴るまで引き上げてください。
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トルクドライバーのビットを外し、0.3 N・mのスリーブを取り付ける。
重要
トルクドライバーのスリーブは、必ず0.3 N・mのものを使用してください。守らないと、加工中にコレットが緩み、加工品質に影響を及ぼしたり、コレットが破損したりする恐れがあります。
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スリーブを取り付けたトルクドライバーにコレット着脱用治具を取り付ける。
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スリーブを取り付けたトルクドライバーでコレットの増し締めをする。
コレット着脱用治具の溝に、コレットをぴったり合わせてください。トルクドライバーが空回りするまで締めてください。
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フロントカバーを閉じる。
フロントカバーを軽く引き上げてから、カチッと音が鳴るまで下げてください。
スピンドルユニットがもとの位置に移動して、動作が完了しました。と表示されたら、コレットの増し締めは完了です。