Step 1:アダプターにディスクワークを取り付ける
固有のIDラベルがついているアダプターにワークを取り付けます。固有のIDラベルがついているアダプターであれば、どのアダプターにワークを取り付けても問題はありません。ワークを取り付けたアダプターのIDをCAMソフトで指定して加工します。
メモ オープンエッジアダプターには、アダプターIDのラベルが貼られていません。本体に付属されている、オプション品用のアダプターIDラベルを貼ってから使用してください。
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アダプター | ディスクワーク | トルクドライバー |
重要
トルクドライバーにスリーブ()を装着した状態でネジやビスを緩めないでください。
スリーブが破損する可能性があります。ネジやビスを緩めるときは、トルクドライバーからスリーブを取り外して使用してください。
重要
締め付けトルク値が指定されているネジやビスをトルクドライバーで締め付けるときは、必ずスリーブを取り付けてください。スリーブの印字()を確認し、締め付けトルク値と一致するスリーブを使用してください。
スリーブを取り付けないと、許容を超えるトルクがかかり、部品や材料が破損する可能性があります。
手順
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トルクドライバーにスリーブが取り付けられていないことを確認する。
スリーブが取り付けられているときは取り外す。
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スリーブを取り外したトルクドライバーでアダプターのビスを4周程度回して緩める(4箇所)。
重要
ビスの紛失や摩耗時には、付属の予備用ビスを使用してください。
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アダプターキャップを取り外す。
アダプターキャップを矢印の方向に回して取り外します。
メモ オープンエッジアダプターを使用する場合は、アダプターキャップを回したあと、アダプターキャップを上に持ち上げて取り外します。 -
アダプターベースにディスクワークをセットする。
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アダプターベースにアダプターキャップを取り付ける。
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ビスの座面がアダプターキャップに接触するまで、トルクドライバーでビス(4か所)を仮止めする。
ワークの破損を防ぐため、ビスを締め付ける前に仮止めします。
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トルクドライバーにスリーブを取り付ける。
重要
お使いの材料に合わせて、トルクドライバーのスリーブを選択してください。選択を誤ると、ワークが破損する恐れがあります。
各材料のワークを取り付けるのに必要なトルクの大きさは、次の通りです。
材料 トルクの大きさ ジルコニア 0.3 N・m ワックス 0.3 N・m PMMA 0.6 N・m ハイブリッドレジン 0.6 N・m PEEK 0.6 N・m PEKK 0.6 N・m グラスファイバー強化型レジン 0.6 N・m CoCrシンタ―メタル 0.3 N・m 石こう 0.3 N・m ポリカーボネート 0.6 N・m -
下図の通りの順に、スリーブを取り付けたトルクドライバーで4か所のビスを締める。
重要
トルクドライバーが空回りするまで締めてください。
また、ワークの破損を防ぐために均等に固定します。必ず対角の順でビスを締めてください。