1. A:メディアの位置を決める
ここでは吸着ファンを利用してメディアの斜行を防止する方法を記します。
メディアの端を検出できない透明なメディアや反射率の高いメディアを使用する場合や、無効に設定している場合は、吸着ファンは作動しないためこの手順ではメディアをセットできません。この場合は、1. B:メディアの位置を決める(メディアエッジ検出:無効の場合)を参照してください。
をなお、このセットアップ時の斜行矯正補助は出荷時は有効に設定されています。
メモ
5. メディアに合った設定をするで補正のためのテストプリントを実施します。テストプリントの印刷領域が確保できるメディアをセットしてください。テストプリントの印刷幅は以下のとおりです。
- 簡易補正(自動):約290 mm
- 詳細補正(手動):約375 mm
手順
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操作パネルをタップする。
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画面に案内が表示されたら、操作パネルの
をタップする。
機体のサブ電源がオンになります。 -
セットアップ時の斜行矯正補助を設定する。
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をタップする。
- をタップする。
- 有効を選択し、保存をタップする。
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を押して、ホーム画面に戻る。
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- フロントカバーを開ける。
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メディアクランプを左右両端のグリットローラーの外側まで移動する。
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プリンターの背面に移動し、メディアホルダーの固定を解除し、左右いっぱいまで寄せる。
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グリットマークを基準に、メディアの左右位置を決める。
位置を決めるときは、次の点に注意してください。
- メディアの左端は、左端のグリットマークの範囲内に入る位置にしてください。
- メディアの右端は、いずれかのグリットマークの範囲内に入る位置にしてください。
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プリンターの背面から、メディアの先端をピンチローラー()とグリットローラー()の間に通し、ピッと音が鳴るまでメディアを送る。
ピッと音が鳴ったあと、約5秒後にピッピッと音が鳴り吸着ファンが作動します。吸着ファンの作動中は、メディアから手を離してもメディアが戻ることはありません。
メディアをプリンターの前面からセットする場合は、メディアの前端(印刷開始する側)を一度プラテン上まで送ってから手前に引くと、吸着ファンが動作します。
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プリンターの前面に移動し、メディアの両端がグリットローラーの上にあることを確認する。
メディアの右端は、必ず右端のグリットローラー上にのせてください。
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左右のピンチローラーを移動して、メディアの両端に配置する。
メディアの端から10 mm 程度離れた位置に配置してください。
重要- 必ず左右のピンチローラーを使用してください。ミドルピンチローラーと左右ピンチローラーでは、メディアを挟み込む力が違います。ミドルピンチローラーでメディアの端を挟むと、メディアの送りが安定しなくなります。
- 固定する前にメディアの位置を直したい場合は、手順7 まで戻ってやり直してください。
メモ ピンチローラーを移動するときは、レール近くを押すとスムーズに動きます。 -
メディアがのっている残りすべてのグリットローラー(A)の上に、ミドルピンチローラー(B)を移動する。
グリットローラーのある場所には、グリットマーク(C)があります。
重要- メディア幅の範囲にあるすべてのグリットマークに、ミドルピンチローラーを配置してください。ミドルピンチローラーの配置忘れがあると、メディアが斜行したり、浮いたりして出力品質に影響します。
- ミドルピンチローラーは、右端に3 つ並んだグリットローラーの上には降りません。この3 つ以外のグリットローラーの上に配置してください。
- 使用するメディアの幅によっては、ミドルピンチローラーが余ります。余ったミドルピンチローラーは、グリットマークの無いところに移動してください。グリットマークの無い位置では、ミドルピンチローラーは下りません。
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ローディングレバー(前側)を下ろす。
メディアが固定されます。
重要 固定する前にメディアの位置を直したい場合は、手順7 まで戻ってやり直してください。 -
左右のメディアクランプ穴の中心をメディアの端に合わせる。
重要メディアをセットアップするときは、必ずメディアクランプを使用してください。
メディアのセットアップが完了したあとで、印刷の直前にメディアクランプをセットすると、メディアクランプ上に印刷してしまう可能性があります。
- フロントカバーを閉じる。