2. A:メディアの位置を決める
ここでは吸着ファンを利用してメディアの斜行を防止する方法を記します。
メディアの端を検出できない透明なメディアや反射率の高いメディアを使用する場合や、無効に設定している場合は、吸着ファンは作動しないためこの手順ではメディアをセットできません。この場合は、2. B:メディアの位置を決める(メディアエッジ検出:無効の場合)を参照してください。
をなお、このセットアップ時の斜行矯正補助は出荷時は有効に設定されています。
手順
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セットアップ時の斜行矯正補助を設定する。
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をタップする。
- をタップする。
- 有効を選択し、保存をタップする。
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を押して、ホーム画面に戻る。
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グリットマークを基準に、メディアの左右位置を決める。
位置を決めるときは、次の点に注意してください。
- メディアホルダーは、外側を持って動かしてください。
- メディアの左端は、左端のグリットマークの範囲内に入る位置にしてください。
- メディアの右端は、いずれかのグリットマークの範囲内に入る位置にしてください。
注意指示された位置以外の場所を持って作業しないこと。メディア自体を持って動かさないこと。
メディアホルダーからメディアが落下してけがをすることがあります。
重要メディアの左右位置はこの時点でしっかり決めてください。
このあとピンチローラーなどでメディアを固定するときにメディアの左右位置がずれている場合は、もう一度この時点に戻ってやり直す必要があります。メディアだけを持って無理やり位置を直すと、出力時にメディアが斜行したりして出力結果に悪影響が出ます。
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メディアホルダーを固定する。
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次の手順でメディアをセットする。
この手順を行うことでメディアの斜行を防止します。
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プリンターの前面に移動し、メディアの両端がグリットローラーの上にあることを確認する。
メディアの右端は、必ず右端のグリットローラー上にのせてください。
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左右のピンチローラーを移動して、メディアの両端に配置する。
メディアの端から10 mm 程度離れた位置に配置してください。
重要- 必ず左右のピンチローラーを使用してください。ミドルピンチローラーと左右ピンチローラーでは、メディアを挟み込む力が違います。ミドルピンチローラーでメディアの端を挟むと、メディアの送りが安定しなくなります。
- メディアの位置を直したい場合は、プリンター背面に戻りメディアホルダーの固定を解除し手順2からやり直してください。プリンター前面でメディアだけを持って無理やり位置を直すと、出力時にメディアが斜行したり、浮いたりして出力品質に影響します。
メモ ピンチローラーを移動するときは、レール近くを押すとスムーズに動きます。 -
メディアがのっている残りすべてのグリットローラー(A)の上に、ミドルピンチローラー(B)を移動する。
グリットローラーのある場所には、グリットマーク(C)があります。
重要- メディア幅の範囲にあるすべてのグリットマークに、ミドルピンチローラーを配置してください。ミドルピンチローラーの配置忘れがあると、メディアが斜行したり、浮いたりして出力品質に影響します。
- ミドルピンチローラーは、右端に3つ並んだグリットローラーの上には降りません。この3つ以外のグリットローラーの上に配置してください。
- 使用するメディアの幅によっては、ミドルピンチローラーが余ります。余ったミドルピンチローラーは、グリットマークの無いところに移動してください。グリットマークの無い位置では、ミドルピンチローラーは下りません。
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ローディングレバー(前側)を下ろす。
メディアが固定されます。
重要 メディアの位置を直したい場合は、プリンター背面に戻りメディアホルダーの固定を解除し手順2からやり直してください。プリンター前面でメディアだけを持って無理やり位置を直すと、出力時にメディアが斜行したり、浮いたりして出力品質に影響します。 -
左右のメディアクランプ穴の中心をメディアの端に合わせる。
重要メディアをセットアップするときは、必ずメディアクランプを使用してください。
メディアのセットアップが完了したあとで、印刷の直前にメディアクランプをセットすると、メディアクランプ上に印刷してしまう可能性があります。
- フロントカバーを閉じる。