印刷に使用するプリントヘッドを限定する:ノズルマスク

プリンターのドット抜けやドットよれなどの吐出不良が直らないとき、吐出不良を起こしているプリントヘッド(ノズル)を部分的に使用しないようにします。この操作を「ノズルマスク」といい、印刷スピードは遅くなりますが、ドット抜けやドットよれの影響を減らすことができます。これは納期を優先させる応急処置です。

まず、プリンターのメニューでノズルマスク用のテストプリントを行います。このテストプリントは、ノズルをグループ分けしてグループごとにテストパターンを印刷します。プリンターにより、グループ数は異なります。

表は、上段がマスクするノズルを示し、下段がテストパターンです。左からノズルの下半分をマスクした場合(1)、ノズルの上半分をマスクした場合(2)、上下1/4ずつをマスクした場合(3)を示します。

ノズルマスクの例
マスクするノズル*1 VW7_NozzleMask-sample1
ノズルマスクのテストパターン VW7_NozzleMask-sample2
*1 図のグレー部分は使用しない(マスクする)プリントヘッド部です。

テストプリント結果により、最も吐出不良がないノズルグループ(1)、(2)、または(3)を選んで、印刷を行います。

お使いの機種によっては、設定できません。

手順
  1. ノズルマスク用のテストプリントを行う。
    テストプリント方法はプリンターの取扱説明書をご覧ください。
  2. VW7_Homeをクリックする。
  3. 対象プリンターの右側にあるVW7_Customizeをクリックし、ノズルマスクの変更をクリックする。
  4. テストプリントの結果から、印刷に使用するノズルグループを選択する。
  5. OKをクリックする。
    ノズルマスクの変更画面が閉じます。設定したプリンターのステータスアイコンにVW7-ICON_Nozzle Maskが追加されます。
納期優先の印刷が終わったら、吐出不良の対応をおこなってください。