印刷後ラミネートしてカットしたい(クロップ&カット)
印刷したあと、一度メディアを取り外しラミネートなどの後処理をしたのちに再度メディアを取り付けてカットします(クロップ&カット)。
クロップ&カットにおいて、重要な調整が2つあります。1つは後処理後のメディアでのカッター調整(カッターの圧力、移動速度、刃先補正量)で、もう一つはカット位置の調整です。カッター調整は事前に各処理後のメディアの適正値を把握しておいてください。カット位置の調整は、以下の2種類がありますが、ここでは簡易的なクロップ/カット同時テストでおこないます。
- クロップ/カット同時テスト
- クロップ/カット分離テスト
ここではVG3-640を例にして、プリンターおよびVersaWorksの手順を紹介します。メディアの登録、セットアップや各種調整は機種によって異なります。詳細は各機種のユーザーズマニュアルを参照してください。https://downloadcenter.rolanddg.com
重要
事前にラミネートがされたメディアでのカッター調整が済んでいること
ラミネートの厚み分をプラスしたカッター調整(カット圧および刃先突出量の調整)をしていないと、切り込み量が少なくなり台紙からはがれなくなります。
手順
プリンターの操作1
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メディアをセットアップする。
ヒーターをオンにするなど、プリント用のメディアとしてセットアップしてください。
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ノズル抜けテストを実施する。
ドット抜けやドットよれが無いことを確認してください。必要に応じ、各種クリーニングを実施してください。
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クロップカット位置調整をする。
VersaWorksの操作-印刷
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印刷データをジョブリストに追加する。
印刷データにはカット線(CutContour)が含まれているものとします。VersaWorksでカット線を追加する方法はVersaWorksマスターガイドを参照してください。
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ジョブの設定を行う。
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印刷をクリックする。
印刷とシートカットがおこなわれます。印刷の詳細設定画面が表示されたら、印刷回数を指定しジョブの印刷をクリックしてください。
ラミネート作業
- ラミネートをする。
プリンターの操作2
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ラミネートしたメディアをセットアップする。
- ヒーターおよびドライヤーはオフにする。
手順1で作成したメディアをカット用メディアとして複製をすると、当該設定からヒーター設定をオフにしたメディアが作成されます。
- 手前側の左右クロップマークをカッタープロテクション上に真っすぐ配置する。
クロップマークの傾きが5°を超えないようにしてください。
- ヒーターおよびドライヤーはオフにする。
- ラミネートしたメディアのカッター調整(カット圧および刃先突出量の調整)がされていることを確認する。
VersaWorksの操作-カット
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以下のいずれかの方法で手順4のジョブを複製する。
- ジョブを選択した状態でジョブツールエリア左側の
をクリックし、
ジョブの複製をクリックする。
- ジョブを右クリックし、 をクリックする。
- ジョブを選択した状態でジョブツールエリア左側の
-
カット用のジョブの設定をおこなう。
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印刷をクリックする。
クロップマークを読み取って位置あわせをしてから、カットを行います。