マッチング方式の特長

カラーマッチング方式の特長について説明します。

各マッチング方式の特長は下記の通りです。
  • 知覚的

    色の階調のバランスを保って色変換します。色値は変更されてもカラー間の相対関係は保持されます。写真画像など色のバランス・自然さを重視したい場合に使用します。基本的な設定です。

  • 相対的な色域を維持

    色合いを重視して変換します。色域外の色は、明度が同じでプリンターの色域内にある色へ変換されます。紙の白を考慮しつつ、色の正確さ重視される場面で使用します。 欧米の印刷業界では標準設定になっている場合もあります。

  • 彩度

    色の鮮やかさを重視して変換します。色域外の色は、彩度が同じでプリンターの色域内にある色へ変換されます。図表やグラフなど、色の正確さよりも鮮やかさを求められる場面で使用します。

  • 絶対的な色域を維持

    通常はあまり使われません。ロゴやコーポレートカラーなどで使用される PANTONE や DIC など、色の正確さを求められる場面で使用します。

  • キャリブレーションと総インク量制限

    色変換を行わず、データ通りに印刷します。メディアに応じてインク量は制限されます。カラー設定で選択した項目によっては、表示されません。 リストからカラー設定を選択する

  • キャリブレーション

    色変換を行わず、データ通りに印刷します。インク量の制限もないため、インクがメディアの表面に浮いてしまうことがあります。カラー設定で選択した項目によっては、表示されません。 リストからカラー設定を選択する