印刷に使用するプリントヘッドを限定する:ノズルマスク

プリンターのドット抜けやドットよれなどの吐出不良が直らないとき、吐出不良を起こしているプリントヘッドを部分的に使用しないようにします。この操作を「ノズルマスク」といい、印刷スピードは遅くなりますが、ドット抜けやドットよれの影響を減らすことができます。これは納期を優先させる応急処置です。

まず、プリンターのメニューでノズルマスク用のテストプリントを行います(A)。このテストプリントは、ノズルをグループ分けしてグループごと(1.2.3)にテストパターンを印刷します。グループ分けしたプリントヘッドを図(B)で示します。ノズルの下半分をマスク(1)、ノズルの上半分をマスク(2)、上下1/4ずつをマスク(3)てテストプリントします。

ノズルマスクのテストパターン
1. A
VW6_NozzleMask-sample2
使用するプリントヘッド*1
2. B
VW6_NozzleMask-sample1
*1 右図のグレー部分は使用しない(マスクする)プリントヘッド部です。

テストプリント結果により、最も吐出不良がないノズルグループを選んで、印刷を行うようにします。

お使いの機種によっては、設定できません。

手順
  1. ノズルマスク用のテストプリントを行う。
    テストプリント結果から最も吐出不良がないノズルグループを選んでください。
  2. プリンタープリンターの設定をクリックする。
    プリンターの設定画面が表示されます。
  3. プリンターの一覧からプリントヘッドを限定するプリンターを選択する。
  4. 詳細設定をクリックする。
    詳細設定画面が表示されます。
  5. テストプリントの結果から、印刷に使用するノズルグループを選択する。
  6. OKをクリックし、詳細設定画面を閉じる。
  7. OKをクリックし、プリンターの設定画面を閉じる。
    設定を変更したプリンターのステータスアイコン横にが表示されます。
納期優先の印刷が終わったら、吐出不良の対応をおこなってください。