8. 機体設定

機体の設定やメンテナンスの操作を行います。

全般タブ

メイン画面で選択している機体に対する設定を行います。


VPanel_for_DWX_Setting_Setting_DWX-52DCi


機体のID設定
1台のコンピューターに複数台の機体を接続するとき、機体別にIDを設定する必要があります。使用する機体の選択はVPanelのメイン画面で行います。

詳細な操作については、お使いの機種のセットアップガイドを参照してください。

DWX-53D セットアップガイド
初期設定:A
重要 IDを変更する場合は、必ずセットアップガイドの手順にしたがって作業してください。
クリーニングアダプターモード
加工終了後、アダプターに圧縮空気を吹き付けて切削粉を取り除くときの設定を変更できます。

高品質を選択すると切削粉を取り除きやすくなりますが、加工時間は長くなります。高速を選択すると加工時間の短縮を見込めますが、切削粉は残りやすくなります。

初期設定:標準
集塵機
機体と接続している集塵機の吸引力とエラー検知の設定を変更できます。

エラー検知オンの場合、集塵機に異常が発生するとVPanelにエラーメッセージが表示されます。

その他の設定や詳細な操作については、お使いの集塵機の取扱説明書を参照してください。

初期設定
吸引力
エラー検知:未設定
メモ 機体の出荷時はエラー検知が未設定です。加工を開始する前に、エラー検知の設定を行ってください。
重要

本設定は、以下の集塵機に対応しています。

  • Renfert SILENT powerCAM EC

非対応の集塵機では、必ずエラー検知オフに設定してください。非対応の集塵機をお使いの場合にエラー検知オンに設定すると、VPanelにエラーメッセージが表示されます。

アダプターの取り付け位置
アダプターを取り付けるクランプの位置を設定します。

作業環境に応じて、扱いやすい位置に設定してお使いください。

初期設定:
機体情報

Serial:機体のシリアル番号

Driver:DGSHAPE デンタルドライバーのバージョン

Firmware Main:接続している機体のメインファームウェアのバージョン

メモ DGSHAPE Accountにサインインしているときは、機体のニックネームを設定できます。複数台の機体をお使いの場合に、各機体の識別子としてお使いいただけます。

メンテナンスタブ

加工機の自動補正やシステムレポートなど、メンテナンスに関する操作を行います。複数台接続している場合は、メイン画面で選択している機体が操作の対象です。詳細な操作については、お使いの機種のユーザーズマニュアルを参照してください。

DWX-53D ユーザーズマニュアル

VPanel_for_DWX_Setting_Maintenance

補正
自動補正 / 手動補正
ATCマガジンや回転軸の位置を正しく設定し直します。通常は自動補正を使用します。加工精度をより正確に調整したい場合は、手動補正を実施してください。
VPanelに温度変化補正の実施を推奨するメッセージが表示されたら、温度変化補正を実施できます。
サポート
梱包位置へ移動
回転軸ユニット、ATCマガジン、スピンドルユニットが梱包位置へ移動します。ワークや補正用治具を取り外してから作業を行ってください。
加工エリアの清掃
機体を清掃するときに使用します。
6. 加工エリアの清掃
ダミーピンクリーナーの交換
ダミーピンクリーナーを交換します。破損したとき、または交換時期の目安を迎えたときに交換してください。
ダミーピンクリーナーが交換時期の目安を迎えると、VPanelに交換を促すメッセージが表示されます。
レポート / ログ
表示
ファームウェアバージョンや総稼働時間などのシステム情報、エラー画面を表示します。
取得
各種ログ情報をまとめたファイルを取得します。
スピンドル
リセット
回転時間は、スピンドルの回転時間を表示します。スピンドルユニットを交換した場合は、リセットをクリックして0に戻します。スピンドルユニットの交換時期の目安については、お使いの機種のユーザーズマニュアルを参照してください。
スピンドル慣らし運転
スピンドルの慣らし運転(暖機運転)をします。スピンドルの回転を安定させる働きがあります。
スピンドル交換
スピンドル交換画面が開きます。
コレットメンテナンス
加工を続けるとコレットが緩んで、ミリングバーが抜けやすくなります。コレットの増し締めなど、定期的なメンテナンスを実施する際に使用します。画面の指示に従ってメンテナンス作業を実施してください。
強制ツールリリース
スピンドルユニットが掴んでいるツールを強制的にリリースします。スピンドルユニットがツールを掴んだまま離せなくなったときに使用します。
非常時ツールリリース
カバーを開けた状態で機体の電源をオンにした場合に、有効になります。ミリングバーがワークに噛みこむなどして初期動作ができないときに使用します。