2. クロップ印刷とカットのずれを同時に補正する

クロップマーク印刷とカットを実施して、位置のずれがないかを確認します。ここでは、簡易的にクロップマーク印刷後にメディアを取り外さず、クロップマークを読んでテストカットを実行します。実際の工程と同じようにクロップマーク印刷後にメディアを取り外してラミネートなどのあと処理をし、再度メディアを取り付けてカット位置のずれがないかを確認する場合は、クロップ/カット分離テストをオンにしてください。詳細は、クロップ印刷とカットのずれを補正する(クロップ/カット分離テスト)を参照してください。
手順
  1. AP-640_Panel_Icon_MENU をタップする。
  2. メディア設定カット設定クロップカット位置調整をタップする。
  3. クロップ/カット分離テストAP-640_Panel_Icon_Toggle_ON をタップしてオフにする。
  4. テストプリント1(ズレの有無)実行をタップする。
    テストプリント1がプリント&カットされます。テストパターンはメディア上に1つ出力されます。
  5. テストプリント1を確認する。
    プリント位置(塗りつぶし)とカット位置(赤線)のずれを確認してください。下図は、プリント位置とカット位置がずれた状態です。

    Fはメディアの送り方向(FEED方向)、Sはプリントヘッドの移動方向(SCAN方向)を示しています。



    プリント位置とカット位置が合っている場合は、調整は必要ありません。

    プリント位置とカット位置がずれている場合は、次の手順に進んでください。

  6. テストプリント2(補正値決め)実行をタップする。
    テストプリント2がプリント&カットされます。
  7. テストプリント2の状態から補正値を確認する。

    カッティングライン(A)と補正値目盛りの交点(B)が補正値です。下図の場合、補正値は「-0.3」です。

    メディアの送り方向(FEED方向)、プリントヘッドの移動方向(SCAN方向)それぞれを確認してください。



  8. メディアの送り方向(FEED方向)とプリントヘッドの移動方向(SCAN方向)の補正値を設定する。
    1. 補正値(Feed)AP-640_Panel_Icon_MINUS AP-640_Panel_Icon_PLUS をタップして、メディアの送り方向(FEED方向)の補正値を設定する。
    2. 補正値(Scan)AP-640_Panel_Icon_MINUS AP-640_Panel_Icon_PLUS をタップして、プリントヘッドの移動方向(SCAN方向)の補正値を設定する。
  9. 保存をタップする。
    補正値が保存されます。
  10. テストプリント1(ズレの有無)実行をタップする。
    テストプリント1がプリント&カットされます。印刷とカット線が合っていれば調整完了です。さらに調整が必要な場合は、補正値(Feed)補正値(Scan)AP-640_Panel_Icon_MINUS AP-640_Panel_Icon_PLUS をタップしてプリント&カットの位置を微調整し、保存してください。
    メモ
    • 出荷時設定

      • 補正値(Feed)(メディアの送り方向の補正値):0.00 mm
      • 補正値(Scan)(プリントヘッドの移動方向の補正値):0.00 mm
    • ラミネート加工によるメディアの状態変化や、カット前のメディアの取り付け位置によって、カット位置がずれることがあります。そのような場合は、クロップ印刷とカットのずれの補正を行ってください。
  11. AP-640_Panel_Icon_HOME をタップして、もとの画面に戻る。