1. A:メディアの位置を決める

メディアの端を検出できない透明なメディアを使用する場合や環境設定メディアエッジ検出無効に設定している場合は、吸着ファンは作動しないためこの手順ではメディアをセットできません。この場合は、1. B:メディアの位置を決める(メディアエッジ検出:無効の場合)を参照してください。

なお、このセットアップ時の斜行矯正補助は出荷時は有効に設定されています。

手順
  1. 操作パネルでAP-640_Panel_Icon_ONOFFをタップする。
    サブ電源がオンになります。
  2. フロントカバーを開ける。
  3. メディアクランプを左右両端のグリットローラーの外側まで移動する。

    VG3-640_RemoveMediaclamp

  4. プリンターの背面に移動し、メディアホルダーの固定を解除し左右いっぱいまで寄せる。

    VG3-640_UnsetMediaHolder

  5. プリンターの背面から、メディアの先端をピンチローラー(A)とグリットローラー(B)の間に通し、ピッと音が鳴るまでメディアを送る。

    ピッと音が鳴ったあと、約5秒後にピッピッと音が鳴り吸着ファンが作動します。吸着ファンの作動中は、メディアから手を離してもメディアが戻ることはありません。

    メディアをプリンターの前面からセットする場合は、メディアの前端(印刷開始する側)を一度プラテン上まで送ってから手前に引くと、吸着ファンが動作します。


    VG3-640_PullMediatoFront_Cutmedia

  6. プリンターの前面に移動し、メディアの両端がグリットローラーの上にあることを確認する。
    メディアの右端は、必ず右端のグリットローラー上にのせてください。

    VG3-640_CheckMediaOnGritRoller

  7. 左右のピンチローラーを移動して、メディアの両端に配置する。
    メディアの端から10 mm 程度離れた位置に配置してください。

    VG3-640_SetRL-PinchRollerWithin10mm

    重要 必ず左右のピンチローラーを使用してください。ミドルピンチローラーと左右ピンチローラーでは、メディアを挟み込む力が違います。ミドルピンチローラーでメディアの端を挟むと、メディアの送りが安定しなくなります。
    メモ ピンチローラーを移動するときは、レール近くを押すとスムーズに動きます。
  8. メディアがのっている残りすべてのグリットローラー(A)の上に、ミドルピンチローラー(B)を移動する。
    グリットローラーのある場所には、グリットマーク(C)があります。

    VG3-640_SetMpinchRoller

    重要
    • メディア幅の範囲にあるすべてのグリットマークに、ミドルピンチローラーを配置してください。ミドルピンチローラーの配置忘れがあると、メディアが斜行したり、浮いたりして出力品質に影響します。
    • ミドルピンチローラーは、右端に3 つ並んだグリットローラーの上には降りません。この3 つ以外のグリットローラーの上に配置してください。

      VG3-640_DonotSetpinchRollerDouble

    • 使用するメディアの幅によっては、ミドルピンチローラーが余ります。余ったミドルピンチローラーは、グリットマークの無いところに移動してください。グリットマークの無い位置では、ミドルピンチローラーは下りません。

      VG3-640_UnsetMpinchRoller

  9. ローディングレバー(前側)を下ろす。

    VG3-LoadingLeverDOWN

    重要 固定する前にメディアの位置を直したい場合は、手順5 まで戻ってやり直してください。
  10. 左右のメディアクランプ穴の中心をメディアの端に合わせる。

    VG3-640_SetMediaclamp

  11. フロントカバーを閉じる。