ダンパークリーニングの方法

パウチトレイを振ってインクを撹拌させてもホワイトインクの色ムラが直らない場合は、「ダンパークリーニング」を行ってください。色ムラとは、同じデータを同じ設定で出力しても濃淡が異なるなど、出力色にムラがある症状です。

ダンパークリーニングによってインクを撹拌し、出力色が安定するようにします。

重要:
  • ダンパークリーニングはインクの消費量が多く、あまり頻繁に行うとプリントヘッド自身も傷みやすくなります。必要以上に行わないでください

  • ダンパークリーニングを行うときは、Lc、Lm、Lk、Or、Gr、Whインクを新品のインクパウチに交換してください。クリーニング中にインクが無くなると「クリーニングエラー」となり、クリーニングが止まってしまいます

    〔クリーニング エラー〕

    • 取り外したインクパウチはダンパークリーニング以外(印刷等)では引き続きお使いいただけます

手順
  1. [MENU]を押す。
  2. [▼]を何回か押して、以下の画面を表示する。


  3. [▶]を1回、[▼]を何回か押して、以下の画面を表示する。


  4. [▶]を1回、[▼]を何回か押して、以下の画面を表示する。


  5. [ENTER]を押す。
    以下の画面が表示されます。LEDが点滅しているインクスロットがインク交換の対象です。


  6. Lc、Lm、Lk、Or、Gr、Wh インクを新品のインクパウチに交換する。
    重要:

    C、M、Y、K のインクは交換する必要はありません。

    インクパウチの交換方法



  7. [ENTER]を押す。
    以下の画面が表示され、クリーニングを開始します。画面には、この工程の残り時間(目安)が表示されます(以下の表示は例です。「01:45」の表示は「1分45秒」を意味します)。


    メモ:
    クリーニング中に〔ハイエキ ヲ ステテクダサイ〕と表示されたら




    1. 廃液ボトルを取り外して廃液を捨てて空にする。

    2. 空にした廃液ボトルを速やかに再び取り付ける。

    3. [ENTER]を押す。

    ご注意:

    廃液ボトルを取り外すと、本体から廃液が数滴出てくることがあります。手についたり、床を汚したりしないようにご注意ください。

    注意:

    画面に〔ハイエキ ヲ ステテクダサイ〕と表示されたら、必ず廃液を捨てること。

    〔ハイエキ ヲ ステテクダサイ〕と表示されたときに廃液を捨てないと、クリーニング中に廃液があふれます。

    注意:

    画面に〔ハイエキ ヲ ステテクダサイ〕と表示されてから、廃液ボトルを外すこと。廃液を捨てたら、速やかに廃液ボトルを本体に取り付けること。

    手順を守らないと、本体から廃液が出てきて廃液が手についたり、こぼれて床を汚したりすることがあります。

    警告

    廃液やインクを火気の近くに置かない。

    火災の原因になります。

    注意:

    廃液を一時的に保管するには、付属の廃液ボトル、金属缶やポリタンクなどの丈夫な密閉容器に入れ、フタをきちんと閉じること。

    こぼれたり蒸気がもれたりすると、火災につながったり臭いで気分が悪くなったりすることがあります。

    ご注意:

    廃液を直射日光の当たる場所に保管しないでください。

    付属の廃液ボトルで廃液を一時的に保管する場合、直射日光の当たる場所に置かないでください。廃液が固まって廃液ボトルが使用できなくなったり、廃液ボトルが劣化し廃液が漏れる恐れがあります。

    ご注意:

    廃液は、地域の条例に従い、適切な方法で処理してください。

    廃液には引火性があり、有害な成分も含まれています。廃液を焼却したり、一般のゴミと一緒に廃棄したりしないでください。また、下水や河川に流さないでください。環境に影響を及ぼす恐れがあります。

    クリーニングが終了すると以下の画面に戻ります。


  8. [MENU]を押してもとの画面に戻る。
    「ダンパークリーニング」を行ってもホワイトインクの出力色が安定しない場合は、「スーパークリーニング」を行ってください。