横すじを軽減する(送り補正機能)

印刷面に入った帯状の「すじ」を目立たなくするように補正します。

帯状の「すじ」のことを、「横すじ」や「バンディング」と呼びます。横すじは、メディアの厚みやドライヤーの温度によって、メディアを送るときの移動距離が微妙に変化することで生じます。お使いのメディアやドライヤーの設定温度に合わせた補正をお勧めします。

はじめにテストパターンを印刷し、補正値を決めて入力します。補正値を入力したら、あらためてテストパターンを印刷して補正結果を確認してください。テストパターンの印刷と補正値の入力を何度かくり返し、最適な補正値を探してください。

手順
  1. ロールメディアを使用している場合は、メディアにたるみがないことを確認する。
  2. [MENU]を押す。
  3. [▼]を何回か押して、以下の画面を表示する。


  4. [▶]を押して、以下の画面を表示する。


  5. [ENTER]を押す。
    テストパターンの印刷を開始します。
  6. テストパターンの印刷が完了したら[▼][▶]の順に押して、以下の画面を表示する。


  7. 印刷したテストパターンを見て、補正値を決める。
    」が指している図形が現在の補正値です()。上下の四角形のすき間()や重なり()が最も小さいものを選んでください。下図の場合は、「-0.40」()を選びます。連続する値のどちらか迷う場合は、中間の数値を指定してください。


  8. [▲][▼]を押して補正値を選択する。


  9. [ENTER]を押して決定する。
  10. [◀][▼]を押して、以下の画面を表示する。


  11. [ENTER]を押す。
    テストパターンの印刷を開始します。
  12. テストパターンを確認し、調整が成功したかどうか確認する。
    」が指している図形(=現在の補正値)が、すき間と重なりが最も小さいことを確認してください。すき間と重なりが小さい図形が他にある場合は、補正値を再設定してください。
  13. 調整が成功したら、[MENU]を押してもとの画面に戻る。
    メモ:

    ソフトウェアRIPによっては、この補正をソフトウェアRIPで設定する(たとえば、メディア種類を選ぶ)ことができます。ソフトウェアRIPで設定したときは、プリンター側の設定は無視されソフトウェアRIPの設定が優先されます。