3Dデータを作り、エクスポートする

3Dソフトウェア(3DCADや3DCGなど)を使って立体形状を作り、STL形式のファイルで保存します。STL形式のファイルに保存ができるソフトウェアをお使いください。

ソフトウェアの使用方法については、お使いのソフトウェアのユーザーズマニュアルやヘルプを参照してください。

重要 もろい形状について

以下は、造形槽から造形物の取り出し、含浸、焼成の各工程において、変形や破損しやすい形状です。必ずしも変形や破損をするわけではありませんし、これ以外の形状であれば問題ないわけでもありませんが、取り扱いには特に細心の注意とコツが必要となります。ご留意ください。

  • 肉厚 4 mm 未満
  • 厚さ 30 mm を超えるブロック
  • 幅 1 mm 未満の溝
  • 外径 100 mm を超える、または厚さ 3 mm 未満の円筒
  • 高さまたは幅が 3 mm 未満の突起
  • 直径 3 mm 未満の円形の穴
手順
  1. 3Dソフトウェアで造形したい形状を作る。
    焼成の工程で全方向に約1%縮みますので、この段階では約1%拡大したサイズにしてください。収縮率は、含浸させる液や焼成の温度などよりわずかに変化しますので、実際の焼成後の収縮率をご確認いただき微調整してください。
  2. STL形式でファイルを保存する。
    重要 3Dデータ(STL)のデータ品質について
    3Dデータといってもその内容はさまざまで、出力したSTLファイルが積層印刷用のデータ作りに適したものでない場合があります。積層印刷用のデータは、高さ方向にピッチ間隔で3D形状をスライスして作られます。そのため、3D形状に不備があると、うまくスライスできなかったり、積層印刷用のデータが正しく作られなかったり、データ作成中にエラーが発生したりします。
    • 形状の表面(サーフェス)のみの3Dデータ
    • ポリゴンがつながっておらず、穴があいている
    • ポリゴンが不正(表裏が逆、ポリゴン自体の形状がいびつなど)で、形状として認識できない

    3Dデータの不備を無くすには、形状修復のソフトウェアを使ったり、3D形状の制作ソフトウェア(3DCADや3DCGなど)で形状を再編集したりする必要があります。