マニュアルクリーニング
一日の作業が終わったあとに必ずマニュアルクリーニングを実施してください。
1. プリントヘッドを清掃する
手順
- メディアを取り外す。
- メディアクランプを取り外す。
- [FUNCTION]を押す。
- [▶]を押す。
-
[▼]を何回か押して、以下の画面を表示する。
-
[ENTER]を押す。
メディアクランプ取り外しのメッセージが表示されたときは、再度[ENTER]を押してください。〔シバラク オマチクダサイ..〕と表示された後、以下の画面が表示されます。また、プリントヘッドがプラテンの左端まで移動します。
重要ここではまだ[ENTER]を押さないでください。[ENTER]は、クリーニング終了後に押します。ここで[ENTER]を押してしまった場合は、下図のように画面が遷移するまで待ち、もう一度[ENTER]を押してください。
- フロントカバーを開ける。
-
カバーL(上下)を開ける。
-
図の位置をさわって作業者の静電気を逃がす。
-
カットレールを取り外す。
-
プリントヘッドキャリッジを左端へ移動する。
プリントヘッドキャリッジを手で持って移動してください。注意プリントヘッドキャリッジを手で移動するときは、必ず指定位置を持つこと。
指定以外の場所を持って動かすと、カバーが変形して破損することがあります。
:手で持つ場所
-
クリーニングスティックに洗浄液をたっぷり染み込ませる。
重要
必ず付属のクリーニングスティックを使用すること。
-
下図の場所を清掃する。
特に繊維状のほこりをよく清掃してください。
-
清掃が終了したら、プリントヘッドキャリッジをプラテンの上まで移動する。
プリントヘッドキャリッジを手で持って移動してください。注意プリントヘッドキャリッジを手で移動するときは、必ず指定位置を持つこと。
指定以外の場所を持って動かすと、カバーが変形して破損することがあります。
:手で持つ場所
-
カットレールを取り付ける。
- カバーL(上下)を閉じる。
2. プリントヘッドキャップを清掃する
手順
-
カバーRを開ける。
- 下図の場所を清掃する。特に繊維状のほこりをよく清掃してください。
- ワイパーのかぎ爪側(a)をクリーニングスティックで拭き取ったあと、反対側(b)を拭き取る。
- 図の場所をクリーニングスティックで拭き取る。
- クリーニングスティックの広い面を使い、場所をずらしながら押し当てて、汚れを吸い取る。
- プリントヘッドキャップの上にインクの硬化したものがある場合、取り除く。ピンセットを使って、長さ3 mm以上のインク硬化物を取り除いてください。重要 取りにくいインク硬化物を無理に引っ張らないでください。プリントヘッドキャップが破損する恐れがあります。
- カバーRを閉じる。
- フロントカバーを閉じる。
- [ENTER]を押す。以下の画面が表示され、クリーニングを開始します。画面には、この工程の残り時間(目安)が表示されます(以下の表示は例です。〔01:45〕の表示は「1分45秒」を意味します)。クリーニングが終了すると、以下の画面に戻ります。
- [FUNCTION]を押して、もとの画面に戻る。
3. テストプリントを実施して結果を確認する
手順
- メディアをセットする。
- [FUNCTION]を押す。
-
[▼][▶]の順に押して、以下の画面を表示する。
-
[ENTER]を押す。
テストパターンの印刷を開始します。
-
テストパターンにドット抜けやドットよれがないか確認する。
ブロックに欠けがあると、ドット抜けの状態です。ブロックに崩れや傾きがあると、ドットよれの状態です。
-
フロントカバーを開けた場合は、フロントカバーを閉じる。
ドット抜けやドットよれが無い場合は、この作業は終了です。[FUNCTION]を押して、もとの画面に戻ってください。
4. マニュアルクリーニングに関係する消耗品、消耗部品について
クリーニングスティック、洗浄液、プリントヘッドは消耗品、または消耗部品です。
- マニュアルクリーニングで使用するクリーニングスティックと洗浄液を使い切ったら、お買い上げの販売店にお問い合わせいただくか、当社ウェブサイト(https://www.rolanddg.co.jp/)をご覧ください
- プリントヘッドは消耗部品です。ご使用の頻度により定期的な交換が必要です。お買い上げの販売店または当社コールセンターまでお問い合わせください