マニュアルクリーニング

一日の作業が終わったあとに必ずマニュアルクリーニングを実施してください。

1. プリントヘッドを清掃する

手順
  1. メディアを取り外す。
  2. メディアクランプを取り外す。
  3. [FUNCTION]を押す。
  4. [▶]を押す。
  5. [▼]を何回か押して、以下の画面を表示する。


  6. [ENTER]を押す。
    メディアクランプ取り外しのメッセージが表示されたときは、再度[ENTER]を押してください。〔シバラク オマチクダサイ..〕と表示された後、以下の画面が表示されます。
    また、プリントヘッドがプラテンの左端まで移動します。


    重要

    ここではまだ[ENTER]を押さないでください。[ENTER]は、クリーニング終了後に押します。ここで[ENTER]を押してしまった場合は、下図のように画面が遷移するまで待ち、もう一度[ENTER]を押してください。





  7. フロントカバーを開ける。
  8. カバーL(上下)を開ける。


  9. 図の位置をさわって作業者の静電気を逃がす。


  10. カットレールを取り外す。


  11. プリントヘッドキャリッジを左端へ移動する。


    プリントヘッドキャリッジを手で持って移動してください。
    注意

    プリントヘッドキャリッジを手で移動するときは、必ず指定位置を持つこと。

    指定以外の場所を持って動かすと、カバーが変形して破損することがあります。



    :手で持つ場所

  12. クリーニングスティックに洗浄液をたっぷり染み込ませる。
    重要

    必ず付属のクリーニングスティックを使用すること。



  13. 下図の場所を清掃する。
    特に繊維状のほこりをよく清掃してください。


    1. クリーニングスティックの広い面を当て左側を拭いたあと、汚れていない反対の面を当てて右側を拭く。


    2. クリーニングスティックを縦にして左側を拭いたあと、反対の面を当てて右側を拭く。


    3. クリーニングスティックの広い面を使って、図の場所の汚れを拭き取る。
      この部分に垂れそうなインクや洗浄液が残っている場合は、毛羽立たない乾いた布でやさしく拭き取ってください。


  14. 清掃が終了したら、プリントヘッドキャリッジをプラテンの上まで移動する。


    プリントヘッドキャリッジを手で持って移動してください。
    注意

    プリントヘッドキャリッジを手で移動するときは、必ず指定位置を持つこと。

    指定以外の場所を持って動かすと、カバーが変形して破損することがあります。



    :手で持つ場所

  15. カットレールを取り付ける。


  16. カバーL(上下)を閉じる。

2. プリントヘッドキャップを清掃する

手順
  1. カバーRを開ける。


  2. 下図の場所を清掃する。
    特に繊維状のほこりをよく清掃してください。
    1. ワイパーのかぎ爪側(a)をクリーニングスティックで拭き取ったあと、反対側(b)を拭き取る。
    2. 図の場所をクリーニングスティックで拭き取る。
    3. クリーニングスティックの広い面を使い、場所をずらしながら押し当てて、汚れを吸い取る。


  3. プリントヘッドキャップの上にインクの硬化したものがある場合、取り除く。
    ピンセットを使って、長さ3 mm以上のインク硬化物を取り除いてください。
    重要 取りにくいインク硬化物を無理に引っ張らないでください。プリントヘッドキャップが破損する恐れがあります。


  4. カバーRを閉じる。
  5. フロントカバーを閉じる。
  6. [ENTER]を押す。


    以下の画面が表示され、クリーニングを開始します。画面には、この工程の残り時間(目安)が表示されます(以下の表示は例です。〔01:45〕の表示は「1分45秒」を意味します)。


    クリーニングが終了すると、以下の画面に戻ります。


  7. [FUNCTION]を押して、もとの画面に戻る。

3. テストプリントを実施して結果を確認する

手順
  1. メディアをセットする。
  2. [FUNCTION]を押す。
  3. [▼][▶]の順に押して、以下の画面を表示する。


  4. [ENTER]を押す。
    テストパターンの印刷を開始します。
  5. テストパターンにドット抜けやドットよれがないか確認する。
    ブロックに欠けがあると、ドット抜けの状態です。ブロックに崩れや傾きがあると、ドットよれの状態です。


  6. フロントカバーを開けた場合は、フロントカバーを閉じる。
    ドット抜けやドットよれが無い場合は、この作業は終了です。[FUNCTION]を押して、もとの画面に戻ってください。
ドット抜けやドットよれがある場合は、ノーマルクリーニングなどのクリーニングを実施してください。

4. マニュアルクリーニングに関係する消耗品、消耗部品について

クリーニングスティック、洗浄液、プリントヘッドは消耗品、または消耗部品です。

  • マニュアルクリーニングで使用するクリーニングスティックと洗浄液を使い切ったら、お買い上げの販売店にお問い合わせいただくか、当社ウェブサイト(https://www.rolanddg.co.jp/)をご覧ください
  • プリントヘッドは消耗部品です。ご使用の頻度により定期的な交換が必要です。お買い上げの販売店または当社コールセンターまでお問い合わせください