専用治具を検討する

大量に同じ印刷対象物に印刷する場合は、専用の固定治具を使うのが一般的です。

治具を作ることで省略できる手間とコストが、治具を作る手間とコストを上回る場合、採用していただくメリットがあります。

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治具を使った印刷方法の概要は、次のとおりです。

  • テーブルに専用治具を仮固定します。実際に印刷をしてみて位置と角度を調整するため、ここでの取付は仮です。
  • 仮固定した専用治具に印刷対象物を取り付け、印刷面の高さを設定します。
  • 治具の位置が決まれば、どの場所に印刷対象物が置かれるかが正確にわかります。
  • 専用治具への印刷対象物の取付位置を反映した印刷データを作ります。
  • VersaWorksを使って、データの印刷位置を設定します。

    https://downloadcenter.rolanddg.com/VersaWorks7

  • 何度か試しに印刷してみて、印刷位置や高さを調整します。

治具寸法、治具の取付位置、治具の取付角度は、想定通りになるとは限りません。

また、治具の素材によっては温度や湿度で伸縮することも考えられます。

そのため、実物を使って印刷してみて位置を確認し、調整することをお勧めします。