日常的な機体の清掃

日常的な清掃として、本体に付着したインクや汚れをふき取ってください。特にフラットテーブルに汚れがつきます。水で薄めた中性洗剤を含ませてかたくしぼった布でふいてください。
警告

清掃に、ガソリン、アルコール、シンナーなどの溶剤を使わない。

火災の原因になります。

ご注意:
  • 本機は精密機器ですので、埃や塵を嫌います。日常的な清掃を心がけてください。

  • 注油は一切しないでください。

  • この作業は印刷対象物を取り外してから行ってください。

  • プリントヘッドの乾燥を防ぐため、できるだけ10 分以内に作業を終わらせてください。10 分を過ぎると警告音が鳴ります。

  • 警告音が鳴ったら、作業を一時中断し、すべてのカバーを閉めてから[ENTER]を押し、マニュアルクリーニングモードを終了させます。その後、はじめから作業を再開してください。

手順
  1. 印刷対象物を取り外す。
  2. プリントヘッドキャリッジを移動する。
    1. [MENU]を押す。
    2. [▼]を何回か押して、以下の画面を表示する。


    3. [▶]を1回、[▼]を何回か押して、以下の画面を表示する。


    4. [▶]を押して、以下の画面を表示する。


    5. [ENTER]を押す。
      〔シバラク オマチクダサイ〕と表示されてプリントヘッドが移動した後、以下の画面が表示されます。


  3. フロントカバーを開ける。
  4. メンテナンスカバーを開ける。
    メンテナンスカバー上部のネジを取り外し、メンテナンスカバーを少し手前に倒してから、矢印の方向に引き抜いてください。


    以下の画面が表示されます。


    ご注意:

    ここではまだ[ENTER]を押さないでください。[ENTER]は清掃終了後に押します。ここで[ENTER]を押してしまった場合は、以下の画面が表示されます。〔イイエ〕を選択して、はじめからやり直してください。



  5. 図の位置にさわって作業者の静電気を逃がす。


  6. 下図の場所を清掃する。


    キャリッジファン、プリントヘッドキャリッジの表面 本体内部は掃除機や水拭きでこまめに掃除してください。本体内部に埃や塵が多くなると、それらが印刷物に付着しやすくなります。
    フラットテーブルまたはスペーサーテーブルの表面および周辺*1
    換気用装置吸入口の周辺
    *1 テーブルの表面に異物があると、スペーサーテーブルおよび印刷物を水平に取り付けることができない場合があります。
  7. 清掃が終了したら、メンテナンスカバーを閉じる。
    メンテナンスカバーのピンを切り欠き部に引っ掛けてから、メンテナンスカバーを取り付けてください。


  8. フロントカバーを閉じる。
  9. [ENTER]を押す。
    以下の画面が表示されます。


    次の場合はヘッドリフレッシュを実施してください。

    • 一日の作業終了後
    • 〔ヘッドリフレッシュ シテクダサイ〕というメッセージが表示されたとき
    • ドット抜けやドットよれが発生したとき
    • 「マニュアルクリーニング」工程の後(自動的にヘッドリフレッシュのメニューに移動します
    • 緊急停止したとき
    • メイン電源をオフにした後、次にメイン電源とサブ電源をオンにしたとき
    ヘッドリフレッシュの必要がない場合、〔イイエ〕を選択します。以下の画面に戻ったら、清掃は終了です。