Step 1:B. アダプターにピン付材料を取り付ける
固有のIDラベルがついているアダプターにワークを取り付け、アダプターキャップを締め付けてワークを固定します。固有のIDラベルがついているアダプターであれば、どのアダプターにワークを取り付けても問題ありません。ワークの使用状況を管理するために、アダプターIDをご活用ください。
アダプターにディスクワークを取り付ける場合は、この手順は不要です。Step 1:A. アダプターにディスクワークを取り付けるへ進んでください。
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アダプター | ピン付材料 | ピン付材料用アダプター | トルクドライバー(0.6 Nm) |
重要
トルクドライバーにスリーブ()を装着した状態でネジやビスを緩めないでください。
スリーブが破損する可能性があります。ネジやビスを緩めるときは、トルクドライバーからスリーブを取り外して使用してください。
重要
締め付けトルク値が指定されているネジやビスをトルクドライバーで締め付けるときは、必ずスリーブを取り付けてください。スリーブの印字()を確認し、締め付けトルク値と一致するスリーブを使用してください。
スリーブを取り付けないと、許容を超えるトルクがかかり、部品や材料が破損する可能性があります。
1. アダプターにピン付材料用アダプターを取り付ける
手順
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トルクドライバーにスリーブが取り付けられていないことを確認する。
スリーブが取り付けられているときは取り外す。
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スリーブを取り外したトルクドライバーでアダプターのビスを4周程度回して緩める(4箇所)。
重要
ビスの紛失や摩耗時には、付属の予備用ビスを使用してください。
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アダプターキャップを矢印の方向に回して取り外す。
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アダプターベースにピン付材料用アダプターを取り付ける。
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アダプターベースにアダプターキャップを取り付ける。
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ビスの座面がアダプターキャップに接触するまで、トルクドライバーでビス(4か所)を仮止めする。
均等に固定するため、ビスを締め付ける前に仮止めします。
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トルクドライバーに0.6 N・m の赤色のスリーブを取り付ける。
重要 トルクドライバーのスリーブは、必ず0.6 N・mのものを使用してください。守らないと、加工中にビスが緩み、加工品質に影響を及ぼす恐れがあります。
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下図の通りの順に、スリーブを取り付けたトルクドライバーで4か所のビスを締める。
重要
トルクドライバーが空回りするまで締めてください。
また、加工品質を保つために均等に固定します。必ず対角の順でビスを締めてください。
2. ピン付材料用アダプターにワークを取り付ける
下図は、ワークのサイズによる取り付け可能な本数を示しています。ワークの長さ()によって、アダプターに取り付けられる最大本数が異なります。
≦ 20 mm |
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20 mm < ≦ 50 mm |
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50 mm < |
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手順
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トルクドライバーにスリーブが取り付けられていないことを確認する。
スリーブが取り付けられているときは取り外す。
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スリーブを取り外したトルクドライバーで、ピン付材料を取り付ける位置のビスを緩める。
メモ ビスの紛失や摩耗時には、付属の予備用ビスを使用してください。
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ピン付材料用アダプターにピン付材料を取り付ける。
ピン付材料のくぼみ部分を下にし、ピン付材料用アダプターの突起に合わせて奥まで差し込みます。
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トルクドライバーに0.6 N・m の赤色のスリーブを取り付ける。
重要 トルクドライバーのスリーブは、必ず0.6 N・mのものを使用してください。守らないと、加工中にビスが緩み、加工品質に影響を及ぼす恐れがあります。
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スリーブを取り付けたトルクドライバーでビスを締め付ける。
トルクドライバーが空回りするまで締めてください。
ピン付材料とアダプターの間にすき間がないことを確認します。