各部の名称と機能
前面
フロントカバー | 加工用ワークの取り付けや取り外し、ツール交換、清掃、メンテナンスをするときなどに開けます。*1 | |
ハンドル | フロントカバーの開閉時に持ちます。 | |
ビルトインパネル | ビルトインパネル内のLEDライトで機体の状態を表示します。連動機能のある集塵機を本機に接続している場合は、カバーを開けているときにタッチセンサーを押すと、集塵機がオンになります。 | |
ボトムストレージ | 交換用ツールやメンテナンス用部品などの保管場所としてお使いください。 |
*1 機体の動作中に開けると、安全のために本機は停止します。
注意
カバーに注意。
カバー端面は鋭くとがっています。けがに注意してください。
注意
フロントカバーを開閉するときは、ハンドルを持つ。
さもないと、指をはさんでけがをすることがあります。
ミリングエリア
イオナイザー | PMMA切削時の加工くずの静電気を除去する働きがあります。静電気を除去することで、加工中に加工くずが材料から離れやすくなり、加工品質を保つ効果があります。*2 | |
ステータスライト | 機体上部のステータスライトと連動しており、ライトの色や点灯、点滅で機体の状態を表示します。 | |
カメラ | カメラを通して、VPanelから機体の加工状況を確認できます。カメラ設定を行うと、加工開始と同時に録画を開始します。エラーが発生した場合のみ、映像が自動で保存されます。映像を確認することで、加工状況の確認やエラー発生時の原因特定などに役立ちます。 | |
回転軸ユニット | 機体に送信されたCAMデータをもとにミリングバーが材料を切削できるよう、加工する材料が取り付けられたアダプターが回転します。 | |
クランプ | 加工する材料が取り付けられたアダプターとともに回転し、加工が完了するまで保持します。 |
*2 イオナイザーの効果を発揮するには、本機をアースに接続してください。
ツールエリア
ダミーピンストッカー | 加工や補正の開始時に、コレットが把持しているダミーピンをセットするための、ダミーピン専用のストッカーです。ミリングバーや検出ピンはセットしないでください。 | |
ミリングバーセンサー | スピンドルユニットが把持したミリングバーの突き出し量が適切かどうかを判定するためのセンサーです。センサーの精度を良好に保つため、定期的に清掃を行ってください。 | |
ミリングバーストッカー | 加工や補正に使用するミリングバーや検出ピンをセットします。 | |
ATCマガジン | 加工に使用するミリングバーや検出ピンをスピンドルユニットに搬送します。コンピューターから加工データが送られると、指定されたストッカー番号のミリングバーをスピンドルユニットが把持し、加工を開始します。 | |
メンテナンスカバー | スピンドルユニットやスピンドルベルトを交換するときなどに、機体のメンテナンスを行うための開口部のカバーです。 | |
スピンドルベルト*3 | スピンドルモーターの回転をスピンドルユニットに伝達します。スピンドルベルトは消耗品です。高精度の加工品質を保つため、適切な時期に交換してください。 | |
スピンドルユニット*3 | スピンドルベルトの回転をミリングバーに伝達します。スピンドルユニットは消耗品です。高精度の加工品質を保つため、適切な時期に交換してください。 | |
エアーノズル*3 | 加工中に圧縮空気を吹き出し、ワークから出た加工くずを吹き飛ばします。 | |
コレット*3 | スピンドルユニットの先端に取り付けられ、加工や補正に使用するミリングバーや検出ピンを把持します。コレットは消耗品です。高精度の加工品質を保つため、適切な時期に交換してください。 | |
ダミーピン*3 | ミリングバーのダミーです。出荷時にスピンドルに取り付けられています。コレットが何も把持していないと故障の原因となるため、ミリングバーを把持していないときは、ダミーピンを把持します。 |
*3 メンテナンスカバー内部
側面 / 背面
ステータスライト | ミリングエリアのステータスライトと連動しており、機体の状態をライトの色や点灯、点滅で表示します。 | |
圧縮空気取り入れ口 | レギュレーターで調整された圧縮空気の取入口です。圧縮空気は、ワークの加工によって生じた加工くずを吹き飛ばすためなどに使用します。 | |
拡張端子 | 連動機能のある集塵機を接続するための端子です。お使いの集塵機の連動用ケーブルを確認し、挿入可能な形状の端子に連動用ケーブルを接続してください。 重要
2台の集塵機を同時に接続しないでください。 さもないと、本機や集塵機が正常に動作しなかったり、故障したりする恐れがあります。 |
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USBコネクター | 本機とコンピューターを接続するためのUSBケーブルを接続します。 | |
電源スイッチ | 本機の電源をオンまたはオフにします。 | |
電源コネクター | 付属品の電源ケーブルを接続します。 | |
集塵ホース取り付け口 | 集塵ホースを取り付けます。本機に付属の集塵ホース、または、セットアップガイドに記載の要求仕様を満たす集塵ホースをお使いください。 |
ステータスライトの色が示す状態
機体上部 / ミリングエリアのステータスライト
機体のそばにいるときだけではなく、離れた位置からも機体の状態が分かるように、ミリングエリア()と機体上部()にステータスライトがついています。これら2つのライトは、同期して機体の状態を表示します。
青色 | 点灯 | 本機の動作待機中です。待機中に30秒間操作しないと、消費電力を抑えるために機体はスリープ状態になり、ステータスライトが消灯します。 |
点滅 | 機体の電源をオンにしたあとの初期動作中、または自動補正やスピンドル慣らし運転などのメンテナンス中です。 | |
白色 | 点灯 | 加工中、一時停止中、またはフロントカバーが開いている状態です。 |
点滅 | 集塵機の動作待機中です。 | |
黄色 | 点灯 | 加工中にエラーが発生すると点灯し、機体が一時停止します。VPanelに表示されているエラー内容を確認してください。ビルトインパネルのタッチセンサーを押すと、加工を再開します。 |
赤色 |
エラーが発生すると点灯または点滅し、加工が停止します。加工は再開できません。 |
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点灯 | ビルトインパネルのタッチセンサーを長押ししてください。加工を中止し、待機状態に戻ります。 | |
点滅 | 一度電源をオフにし、本機を再起動してください。 | |
消灯 | 機体がスリープ状態になるか、電源がオフになるとステータスライトが消灯します。 |