Step 2:自動で切削位置を補正する
必要なもの
付属品 | ||
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回転軸補正用治具 | セットビス | ATCマガジン補正用治具 / ネジA |
補正用検出ピン | T型六角ドライバー | お手入れ用の布 |
補正用検出ピンとダミーピンは絶対に混同しないよう、区別して扱ってください。
補正用検出ピンを一度でもダミーピンとして使用してしまうと、正常な補正ができません。万が一補正用検出ピンをダミーピンとして使用してしまった場合は、新たに補正用検出ピンをご用意いただく必要があります。
本機をお買い上げの販売店へお問い合わせいただくか、当社ウェブサイト(https://www.dgshape.com/)をご覧ください。
1. 自動補正を行う
- フロントカバーが開いている場合は、フロントカバーを閉じる。
- VPanelを表示する。
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をクリックする。
機体設定画面が表示されます。
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メンテナンスタブの自動補正をクリックする。
-
次へをクリックする。
画面の指示に従って自動補正を行います。
2. 補正時の検出箇所を清掃する
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フロントカバーを開ける。
下図の部分を両手で持って開けてください。
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ATCマガジンにミリングバーがセットされている場合は、すべて取り外す。
注意
刃先やとがった部分に注意。
工具の刃先やとがった部分にさわって怪我をしないように注意してください。
メモミリングバーを取り外しづらいときは、ミリングバー取り外し用治具をお使いください。
ミリングバー取り外し用治具の先端(細い方)にミリングバーの先端を入れ、上に押し出すことで取り外すことができます。
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お手入れ用の布で、下図に灰色で示した場所の汚れをきれいに拭き取る。
汚れが付着していると、正常に補正ができない場合があります。
3. 自動補正用治具を取り付ける
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回転軸ユニットにATCマガジン補正用治具を取り付ける。
回転軸ユニットの突起とATCマガジン補正用治具の穴の位置を合わせ、ネジA()で固定してください。
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回転軸の「2」の穴に回転軸補正用治具を取り付ける。
- フロントカバーを閉じる。
- 次へをクリックする。
4. 検出ピンを取り付ける
コレットからダミーピンを取り外し、補正用検出ピンを取り付けます。
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フロントカバーを開ける。
下図の部分を両手で持って開けてください。
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コレットに取り付けられているダミーピンを手で保持する。
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操作ボタンを長押しして、コレットからダミーピンを取り外す。
操作ボタンを長押しすると、コレットが開きます。機体内部に落とさないように、ゆっくりとダミーピンを引き抜いてください。
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取り外したダミーピンを安全な場所に一時的に置く。
- 次へをクリックする。
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補正用検出ピンをコレットに挿し込んで保持したまま、操作ボタンを長押しする。
取り付け面にすき間が無いように、奥まで挿し込んでください。コレットが閉じ、補正用検出ピンがコレットに把持されます。
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フロントカバーを閉じる。
次の手順を実施しやすい位置に、回転軸ユニットが移動します。
- フロントカバーを開ける。
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ダミーピンストッカーに、取り外したダミーピン()を奥まで挿し込む。
ダミーピンはテーパー(傾斜)のある方が上です。上下を間違えないように注意してください。
重要ダミーピンを挿し込む位置に注意してください。
誤った位置のストッカーにダミーピンを挿し込むと、動作時に衝突して本機が故障する恐れがあります。
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画面に表示された項目を確認する。
すべての項目を確認し、チェックをオンにしてください。
- 次へをクリックする。
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フロントカバーを閉じる。
自動補正が始まります。作業完了のメッセージが表示されたら、自動補正は完了です。
5. 検出ピンと自動補正用治具を取り外す
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フロントカバーを開ける。
下図の部分を両手で持って開けてください。
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回転軸補正用治具を取り外す。
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ATCマガジン補正用治具と補正用検出ピンを取り外す。
- フロントカバーを閉じる。