稼働前クリーニング

プリントヘッドは高速で動きながらインクを吐出します。プリントヘッドのノズル面にインク固化物などが付着していない状態で使用するために、その日の作業開始前にプリントヘッドのノズル面を清掃します。この清掃を「稼働前クリーニング」と呼びます。

毎日の作業前

その日の作業前に、稼働前クリーニングを実施してください。

メディア詰まりが発生したとき

メディア詰まりが発生したときは、メディアがプリントヘッドに接触しノズル面に不具合が発生している可能性があります。稼働前クリーニングを実施してください。

ノズル抜け、インクボタ落ちまたは引きずりが発生したとき

次のような症状で、自動クリーニング機能で直らない場合は稼働前クリーニングを行ってください。なお、ワイパーの交換も症状の改善に効果的です。

ワイパーを交換する

ノズル抜け インクボタ落ち 引きずり

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プリントヘッドに埃などが付着し、正常なインク吐出を妨げている状態です。 プリントヘッド周りに付着した汚れにインクが溜まり、メディアに垂れ落ちてしまいます。 プリントヘッド周りに付着した汚れがメディアに接触して起こる現象です。

以下のときは稼働前クリーニングを実施後に終了時クリーニングを実施してください

  • その日の終了時クリーニングを実施後、24時間以上プリンターを使用しない見込みのとき

    ドット抜けやドットよれを防止するために、その日の終了時クリーニングを実施する前に稼働前クリーニングを実施してください。

  • プリンターの未使用期間が一週間を超えるとき

    プリンターを使用しなくても、週に 1 度はサブ電源をオンにして、稼働前クリーニングを実施後、終了時クリーニングを実施してください。

    重要 プリンターの未使用期間が一週間を超えると、インクが固化する可能性が高まります。
    メモ プリンターの未使用期間は一週間以内にすることが望ましいです。インクの吐出を安定させるため、一日の印刷量が減ったとしても、コンスタントにプリンターを稼働することが印刷品質の向上につながります。