マニュアルクリーニング
マニュアルクリーニングが必要なタイミング
プリントヘッドは、インクを吐出する重要な部品です。定期的かつ適切なメンテナンスが必要です。マニュアルクリーニングは適切なタイミングで行うことが重要です。
月に一度以上は行ってください
常に安定した出力状態を保っていただくために、月に一度以上はマニュアルクリーニングを行ってください。
次のような症状が出たときは、マニュアルクリーニングをおすすめします
次のような症状が出たとき、ノーマルクリーニングなどの自動クリーニング機能で直らない場合は、マニュアルクリーニングを行ってください。
なお、ワイパーの交換も症状の改善に効果的です。
ノズル抜け | インクボタ落ち | 引きずり |
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プリントヘッドに埃などが付着し、正常なインク吐出を妨げている状態です。 | プリントヘッド周りに付着した汚れにインクが溜まり、メディアに垂れ落ちてしまいます。 | プリントヘッド周りに付着した汚れがメディアに接触して起こる現象です。 |
メモ
- マニュアルクリーニングで使用するクリーニングスティックと洗浄液を使い切ったら、お買い上げの販売店または当社コールセンターまでご連絡ください。
- プリントヘッドは消耗部品です。ご使用の頻度により定期的な交換が必要です。お買い上げの販売店または当社コールセンターまでご連絡ください。
マニュアルクリーニングの方法
重要
作業にあたってのお願い
- この作業はメディアを取り外してから行ってください
- プリントヘッドの乾燥を防ぐため、30分以内に作業を終わらせてください。30分を過ぎると警告音が鳴ります
- 付属のクリーニングスティック以外は使わないでください。綿棒などの毛羽の出るものはかえってプリントヘッドを傷めます。クリーニングスティックを使い切ったら、お買い上げの販売店または当社コールセンターまでご連絡ください
- クリーニングスティックはクリーニングのたびに1本ずつ使いきってください。クリーニングスティックの使いまわしは印刷品質を低下させます
- 清掃に使ったクリーニングスティックを洗浄液の中に浸さないでください。洗浄液が劣化します
- プリントヘッドのノズル面はこすらないでください
- スポンジ部分はごく軽くなでるようにします。こすったり押しつぶしたりしないでください
クリーニング中に警告音が鳴ったときは
作業開始から30分が経過すると、プリントヘッドの乾燥を防ぐために警告音が鳴ります。ユーティリティに表示されるメッセージにしたがって操作してください。
警告
必ずこの手順の通り作業し、指示以外の場所にはさわらない。
機械が思わぬ動作をして、けがをすることがあります。
必要なもの | |
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クリーニングスティック | CLEANING LIQUID(洗浄液) |
メモ
下記リンクから、本手順の参考動画をご覧いただけます。全体的な作業の流れを把握するために、視聴をおすすめします。
https://youtu.be/gB-WQnIP6NM手順
- メディアを取り外す。
-
クリーニングをクリックする。
-
マニュアルクリーニングの実行をクリックする。
メモ ユーティリティにマニュアルクリーニングの作業手順が表示されます。表示された内容をよく読んで作業を進めてください。
- クリーニングが終了したら、閉じるをクリックしてもとの画面に戻る。
- メディアをセットアップする。
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クリーニングをクリックする。
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出力をクリックする。
テストパターンの印刷を開始します。
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テストパターンにドット抜けやドットよれがないか確認する。
ブロックに欠けがあると、ドット抜けの状態です。ブロックに崩れや傾きがあると、ドットよれの状態です。
メモ- ドット抜けやドットよれが無くならなかった場合は、もう一度マニュアルクリーニングを行ってください。
- マニュアルクリーニングを数回行ってもドット抜けやドットよれなどが直らないときは、お買い上げの販売店または当社コールセンターまでご連絡ください。
- このクリーニングは、ご使用の頻度に合わせて定期的に行うと効果的です。
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正面カバーを開けた場合は、正面カバーを閉じる。
ドット抜けやドットよれが無い場合は、出力の準備は完了です。
- 閉じるをクリックして、もとの画面に戻る。