2. A : メディアの位置を決める

ここでは吸着ファンを利用してメディアの斜行を防止する方法を記します。メディアの端を検出できない透明なメディアを使用する場合や環境設定メディアエッジ検出方法の変更検出を有効にするオフに設定している場合は、吸着ファンは作動しないため、この手順ではメディアをセットできません。この場合は、2. B:メディアの位置を決める(メディアエッジ検出方法の変更:オフの場合)を参照してください。なお、このセットアップ時の斜行矯正補助の変更は出荷時は補助を有効にするに設定されています。

メモ

下記リンクから、本手順の参考動画をご覧いただけます。全体的な作業の流れを把握するために、視聴をおすすめします。

https://youtu.be/Os_Z7k8-3PE
Os_Z7k8-3PE
手順
  1. 正面カバーを開ける。
    FrontCoverOpen2
  2. 右ピンチローラー () と右メディアクランプ () を右端に移動する。

    右ピンチローラーの矢印で示した部位を押して、右メディアクランプとともに移動させます。

    MoveClampPinch_R
  3. 左ピンチローラー () と左メディアクランプ () を左端に移動する。

    左ピンチローラーの矢印で示した部位を押して、左メディアクランプとともに移動させます。

    MoveClampPinch
  4. 次の手順でメディアをセットする。
    1. メディアを引き出し、矢印シール () が貼ってあるプレートの手前から上に挿入する。
      Insert
    2. メディア () を右グリットローラー () と右ピンチローラー () の間に通す。
      メモ

      メディアの左端が左ピンチローラーより左にあるときは、左グリットローラーと左ピンチローラーの間にもメディアを通してください。

      MediaSet1
    3. メディア () を右メディアクランプ () の下に通して、エプロンの先端 () から20 cm引き出す。
      メモ

      メディアの左端が左メディアクランプにあたるときは、左メディアクランプの下にメディアを通してください。

      メモ

      ピッと音が鳴ったあと、約2秒後にピピッと音が鳴って吸着ファンが作動します。吸着ファンの作動中は、メディアから手を離してもメディアを保持します。

      MediaSet2-5
    4. メディアホルダーのフランジを持ち、メディアを約20 cm巻き取る。
      MediaSet4
      メモ

      メディア () の巻き取りは、センサー () が隠れたままになる位置までにします。

      巻き取りすぎてセンサーが見えると、ピピッと音が鳴って吸着ファンが止まります。メディアが外れたり、傾いたりしているときは、メディアを巻き取り、手順4からやり直してください。

      MediaSetCaution
  5. 左メディアクランプと左ピンチローラーを配置する。

    左ピンチローラー () はグリットマーク () の範囲内に配置します。

    メディア左端から左ピンチローラー左端までの余白Aを10 mm以上確保してください。

    PinchPos
  6. ローディングレバーを下げる。
    LeverDown
  7. 左のメディアクランプの穴の中心をメディアの端に合わせる。
    MediaSet6
  8. 正面カバーを閉じる。