カッティング条件を細かく設定する

カッターの圧力、移動速度、刃先補正量などを、メディアの性質やカットする形状に合わせて、細かく設定することができます。

はじめにテストカットを実施し、設定値を決めて入力します。設定値を入力したら、あらためてテストカットを実施して結果を確認してください。テストカットと設定を何度かくり返し、最適な設定値を探してください。

メモ

下記リンクから、本手順の参考動画をご覧いただけます。全体的な作業の流れを把握するために、視聴をおすすめします。

https://youtu.be/a_wRdd3JMZ8
a_wRdd3JMZ8
手順
  1. メディアをセットアップする。
  2. 正面カバーを閉じる。
  3. ホーム画面で VG3_Panel_Icon_CUTADJ カッター調整をクリックする。
  4. 出力をクリックする。

    テストパターンがカットされます。

    Utility_CutTest
  5. テストカットの結果を確認する。
    手元で確認したい場合は、シートカット画面でシートカットを選択してからOKをクリックして、メディアを切り離すこともできます。


    確認項目 判定 設定項目 調整
    形を確認する 形がゆがんでいる カット速度 小さくする
    円をはがす 四角形が一緒にはがれる カッター圧 大きくする
    部分的な切り残しがある カット速度 小さくする
    四角形をはがす うっすらと台紙にカッターの跡がある カッター圧 そのまま
    カッターの跡がわからない 大きくする
    カッターの跡が深すぎる、台紙まで切れている 小さくする
    はがした四角形の形を確認する


    角に丸みやツノが無い カッターオフセット そのまま


    角がとれて丸くなっている 大きくする


    角にツノができている 小さくする
  6. 設定値を変更する。
    カッティング条件 設定内容 出荷時設定
    カッター圧 カッターの圧力を設定します。 50 gf
    カット速度 カッティングの速度を設定します。 15 cm/s
    カッターオフセット

    カッターの刃先補正量を設定します。カッターに記載のオフセット値を入力してください。

    付属品のカッターのオフセット値は0.250 mm です。

    0.250 mm
    UP移動速度 カッティング中のカッターの空送り速度(1つのカット線をカッティング後、次のカット線をカッティングするためにカッターが移動するときの速度)を設定します。空送り中に、メディアが浮き上がりカッターがメディア表面を傷つけるような場合には、速度を落としてください。 15 cm/s
  7. OKをクリックして、もとの画面に戻る。
    変更した設定値が、現在の値に適用されます。