Step 2:印刷対象物を配置し、セットアップする

印刷対象物を配置し、印刷できる状態にします。
重要

フラットテーブルの高さや印刷原点の設定などは正面カバーを開けて近くで見ながら作業できます。

しかし、これらの設定でOKをクリックするとプリントヘッドキャリッジやフラットテーブルが動き出す場合がありますので、正面カバーが開いているときは可動部に接触しないよう気をつけて作業してください。

手順
  1. Utilityを起動する。
  2. 印刷対象物を配置する。
    1. 必要に応じて、以下を行う。
      • 静電気除去ブラシや静電気防止クロスを使用し、印刷対象物を除電する。
      • 無水エタノールやイソプロピルアルコールを使用し、印刷対象物の印刷領域を脱脂する。
      • 印刷領域以外をマスキングテープで保護する。
    2. 正面カバーを開ける。
    3. フラットテーブル上にゴミなどが付着していないことを確認する。
    4. フラットテーブルに粘着シートを敷く。
    5. 印刷対象物を配置する。
      • 印刷データは180度回転した状態で印刷されます。
      • 印刷対象物は白枠の内側に、平行に配置してください。
    6. 正面カバーを閉じる。
  3. 印刷対象物をセットアップする。
    1. Utility のホーム画面でBN2_Utility_Icon_Setupセットアップをクリックする。
    2. AddNewIconをクリックする。
      メモ Utilityでは印刷対象物を登録/管理する画面で「メディア」と表記します。

      これまでに登録したメディア名は使用することができません。新しいメディア名を入力してください。

      BN2_MediaSetup
    3. 印刷対象物名を入力し、OKをクリックする。
      BN2_MediaSetup2
    4. 印刷対象物の種類画面で、不透明を選択し、OKをクリックする。
    5. フラットテーブル高さ変更をクリックし、印刷対象物の高さを設定する。
      1. 画面右側のAP-640_Panel_Icon_UPまたはAP-640_Panel_Icon_DOWNをクリックして、印刷対象物の最も高い位置とヘッドギャップセンサーの前後方向位置をあわせる。
        メモ 1 クリックの移動量は、0.1 mm、1 mm、10 mm、50 mm から選べます。
      2. 画面左側のAP-640_Panel_Icon_UPをクリックして、印刷対象物の最も高い位置をヘッドギャップセンサーに近づける。
        ヘッドギャップセンサーには接触させないで、数mm の位置(a)まで移動させてください。
        BD-8_TouchHeadGapSensorCosmeCase
      3. 自動設定をクリックする。

        フラットテーブルが動いて、ヘッドギャップセンサーが印刷対象物の高さを検出します。

      4. OKをクリックする。
    6. 印刷原点および印刷領域変更をクリックし、印刷原点を設定する。
      メモ 印刷領域の設定が完了するまでのあいだ、移動させずに約3分程度放置した状態が続くと、プリントヘッドキャリッジは乾燥保護のためもとの位置に戻ります。操作をやり直してください。
      1. 位置の指定方法ポインターを選択する。

        プリントヘッドキャリッジが移動し、プリントヘッドキャリッジの右側にあるポインターが最大印刷領域の右下(S:0 mm、F:0 mm)を照射します。

      2. AP-640_Panel_Icon_UPAP-640_Panel_Icon_DOWNAP-640_Panel_Icon_LEFT、またはAP-640_Panel_Icon_RIGHTをクリックしポインターを移動させて、印刷原点(印刷領域の右下)を指定する。
        左右方向はプリントヘッドキャリッジが動き、前後方向はフラットテーブルが動きます。ポインターが照射する位置が印刷原点になります。
        BD-8_SetupSmartphoneGentenCosmeCase
      3. OKをクリックする。

        フラットテーブル高さ印刷原点および印刷領域の設定画面に戻ります。

      メモ 印刷領域について

      ここでは原点基準が指定されているので、自動的に印刷領域の左上は最大位置(S:210 mm、F:148 mm)に設定されます。

  4. OKをクリックする。
    セットアップ中ですと表示されます。セットアップが完了したら、ホーム画面に戻り登録した印刷対象物名と設定したフラットテーブル高さ印刷原点および印刷領域が表示されます。