注意

ロールシートは正しくセットする。
シートが落下してけがをすることがあります。

注意

ロールシートは40 kg程度ある。取り扱うときはけがに注意すること。

注意

重さが40 kgを超えるシートをセットしない。
本機が重さに耐えられず、転倒したり、シートが落下する恐れがあります。

平型シートなど使う場合は、「いろいろなタイプのシートを使う」を参考にシートを取り付けてください。

手順

  1. 電源をオンにする。

    電源がONとなりカッティングキャリッジが右端まで移動します。
    カッティングキャリッジに触らないように注意してください。

  2. 本体背面のシャフトにロールシートを置く。

  3. ロールシートを本体前面に引き出す。

    ブレーキを解除して、ロールシートの先端をピンチローラーとグリットローラーの間に通します。


    ピンチローラーのシャフトにシートが触れないようにご注意ください。
    シャフトにはグリスが塗布されており、シートの表面にグリスが付着する恐れがあります。



    1 : 本体前面
    2 : 本体背面
    3 : ブレーキ
    4 : ロールシート
    5 : ピンチローラー
    6 : グリットローラー
    7 : ピンチローラーシャフト

    シートは少し長めに引き出して、たるませてください。

    たるませないでセットすると、シート送りが正しくできません。

  4. ロールシートの右端をグリットローラー(右端)の上に置く。

      1 : グリットローラー
    2 : ロールシート右端

     

  5. ロールシートをずらし、左端をグリットローラーの上に置く。

    このときロールシートの右端がグリットローラーの上に残っていることを確認します。

      1 : グリットローラー
    2 : ロールシート左端

     

  6. ロールシートをまっすぐにする。

    ロールシートの右端をルーラーの目盛り(上下2箇所)と平行になるように合わせます。

      * : ルーラーの目盛り

     

  7. 左右のピンチローラーをロールシート両端のグリットローラーの上に、中央のピンチローラーをいずれかのグリットローラーの上に配置する。

    両端のピンチローラーは、ロールシートの両端から25 mm以上内側に配置します。

      * : 25 mm以上

     

  8. [ENTER]を押す。

    ピンチローラーが下がり、ロールシートが固定されます。
    また、カッティングキャリッジが原点に移動し、ディスプレイにロールシートの幅が表示されます。

     

 

エラーメッセージが出た場合の処置

次のエラーメッセージがディスプレイに表示された場合は、ピンチローラーが正しい位置に配置されていません。

次の手順で正しい位置に配置してください。

手順

  1. [ENTER]を押す。

    カッティングキャリッジが右端に移動し、ディスプレイに次の画面が表示されます。

     

  2. [PINCH]を押す。

    ピンチローラーが上がります。

     

  3. ピンチローラーを正しい位置に配置する。

    各グリットローラーの上に配置します。
    両端のピンチローラーは、ロールシートの両端から25 mm以上内側に配置します。

     

  4. [ENTER]を押す。

    ピンチローラーが正しい位置に配置され、ロールシートの取り付けが完了すると次の画面が表示されます。

     

 

ロールシートの送りを確実に行う場合の処置

シート送りが必要な場合、必ず行ってください。確認せずにカットを始めると、シートがうまく送られなかった場合、正しいカッティング結果が得られないだけでなくエラーや故障、シートの破損などの原因となることがあります。

シート送りが必要なシート

ロールシート / 1.6 mを超える長い平型シート

手順

  1. [MENU]を何度か押して図の画面を表示させる。

     

  2. [] を押して図の画面を表示させる。

     

  3. [] [] の順にキーを押す。

    下図のように表示されます。

     

  4. [] を押す。

     

  5. [] [] でカットに必要なシートの長さに値を設定します。

    必要なシートの長さよりも0.2 m程度長めに設定するとよいでしょう。

  6. [ENTER]を押す。

    設定した長さだけシートがいったん前方に移動し、すぐに引き戻されます。

    [MENU]キーで図の画面に戻ります。

    シートが外れてしまった場合

    ピンチローラからシートが外れたときは、[PAUSE] キーを押して動作を停止します。その後、シートのセットを初めからやり直してください。